子育ての根底に必要なもの
今回は、短いですがとても重要なことをお伝えいたします。
実は今回もしかしたら保護者の方にとっては(私も含めて)大変耳が痛いお話となるかもしれません。
私自身それぞれのご家庭の教育方針に口をはさむつもりはまったくありません。
それでも差し出がましい物言いになってしまったらすみません。
小学生~高校生くらいまでの子どもへの接し方についてです。
これまでたくさんの保護者の方と面談などで相談を受けてきましたが、これができているご家庭の子どもは聡明かつ素直な子ばかりでした。かといって周りの言いなりではなく、きちんと主張もでき、学習においてもきちんと思考し、自然とPDCAサイクルを回せるような子ばかりでした。世の中にそんな完璧な子どもがいるのか…と思いますよね。いるかと言われると、ほとんどいません(笑)
私は、自分で勝手に「子育て三原則」と言っています。
すべての声掛けや行動をこれに基づいてすることが子どもの将来の高い人格形成、学力、最終的には生きる力につながるのです。
それは、「褒める」「認める」「共感する」です。
「褒める」は、もちろん賞賛すること、「認める」は、自分とは別の人格であることを自覚して承認すること、「共感する」は文字通り気持ちに寄り添うことです。
これらすべての行動を他意なく行うことです。
放任主義であれば「褒める」「共感する」、過干渉であっても「認める」があれば、子どもはまっすぐ育ちます。すべての行動の根幹にこの三原則があることが大切なのです。
子どもは、親の悪いところ、表に出せない本音などを敏感に察知します。言葉にしないだけで、きちんと把握しています。子どもの機嫌を取るために褒めたり、本心で思っていないのに共感したりする様子をよく見ています。「うちの子、鈍感で」と言われる方もいますが、そんなことはありません。見ていないふりをしているだけなのです。子どもが鈍感だと思って、三原則から外れる言葉を子どもにかけ続けると、極端な場合、精神的に脆弱か、もしくは反対の超反抗的な態度を取るようになります。
「ああ、うちは手遅れだわ」などと思わないでください。幼い頃は身近な大人が少ないので、親ばかり観察するのですが、だんだんたくさんの大人を見るようになってくると、親の良いところもわかるようになります。子どもは親の葛藤や努力もちゃんと見ています。ですから、膝を突き合わせて、きちんと話し合うという姿勢がまず大事なのです。
