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授業ノートを美しくとること【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

「授業ノートを美しくとる」はひとつのスキル さて、今回は「授業ノートを美しくとる」というテーマです。 といっても、美しい授業ノートをつくるための方法というよりは、美しくとることの利点についてお伝えする、という方が正確かもしれません。成績が良い子は必ずノートがきれい、とか、賢い子ほどノートの取り方が上手などということはまったくありません。ましてや、逆もありません。 私個人の意見ではなく、教え子たちのノートを見て、膨大な数でデータを取った結果の話です。これらのことに結局ほとんど相関関係は見られませんでした。 ではなぜこのテーマで話をするのかというと…、授業ノートを美しく取ることにメリットがあるからです。いえ、もっと言うともはやこれは一つのスキルです。後ほどお伝えしますが、やがてこのスキルはテスト直しの方法にもつながっていくのです。 それでは、まず「授業ノートの美しさ」についてお伝えしましょう。   美しいノートとは 美しいと言っても、字がきれいで図も上手く、とてもカラフルで派手やか、という意味ではありません。美しい完成品を作ろうと思ってとるノートは、どこか見る人を喜ばせることやあるいは「きれいに書いた」という自己満足が目的になっています。無駄にたくさんあるマーカーの色分けなどはその代表的なものです。それらを作るのに大変な労力や時間が必要になります。 しかしそのノートを復習で使うか、と言われると…使わない人がほとんどではないでしょうか。 時間をかけてかけて作るそんなノートに価値はありません。 美しい授業ノートとはまとめノートとは違います。美しい完成品をつくろうと思わなくていいのです。 授業を受けながら常に、「なんでも書き込もう」「これは何だろう」という気持ちを持ち、ひっかかったことをどんどん拾ってノートに書いていくことが大原則です。 その中でいくつかのルールをご紹介しましょう。 まずは、中学生の授業ノート画像をご覧ください。 実際に、中学生の生徒が学校で提出してめったに取れない最高ランクを取ったときのものです。決して派手でもこれ見よがしでもありません。シンプルに内容が見た人に伝わりますよね。一目見ただけでその説得力は感じるはずです。 人を納得させる技術は社会に出たときにとても、とても役に立ちます。 それはプレゼンテーションという形で人に伝えるものですが、わかりやすいプレゼンテーションとはどういうものでしょうか。 それは「見やすい」です。 視覚に訴えるものである以上、最大限見やすくすることが求められます。つまり授業ノートは見やすくあることがひとつの重要ポイントです。そのために必要なものが 「スペースをあける」です。 非常にシンプルですね。シンプルすぎてどうすれば良いかわからない人も出てきそう(笑)なのでもう少し具体的に深堀りしてみましょう。スペースを空けると言っても、なんでもかんでも空ければよいというものではなく、ここで大切なのは2つのポイントです。 ①行を空ける ②エリアを分ける ①は、行と行の間を空けるだけです。これは、ノート自体を見やすくする効果のほかに、あとから気づいたことを書き込めたりするためです。そうすることによって繰り返し見たり使うノートになっていくのです。よりオリジナルなノートになっていくのです。そうすると、テスト前などは何度も見直せる代物となっていきます。何度も見直せば、どんどん自分なりに改良が進んでいきます。この積み重ねが、自分の成績だけでなく、見る人に深い納得をもたらすのです。つまり、提出物としてもベストなものになるということです。 ②はちょっと分かりにくいですよね。 見やすいプレゼンテーションというのは、必ず大項目、小項目ごとに分けてあります。 大項目1⃣で原子について書いたあと、隙間を空けずにすぐに大項目2⃣で分子について書くと、非常に見にくいだけでなく、混みあった見た目によって、あとで見たり書き込んだりする気が失せてしまいます。 つまり、ジャンル・単元・項目別に書くエリアを分けるということです。分け方は、できるだけ線を引いて分けるのではなく、空間を取って「ゆとりのあるノート」に仕上げるのが良いでしょう。 以下のものは高校生のノートです。   美しく授業ノートをとるメリット 当然、提出する必要があったときには間違いなく高い評価を得られるものになるでしょう。それによって、モチベーションも上がり、より改良を加え、試験勉強をする際の協力な味方になります。このことは、勉強のやり方自体をも大きく、大きく変えることになるかもしれません。 しかし、それだけではありません。 「見やすい」授業ノートを作るために必要な、エリアに分ける力というのは、頭の中のロジックを整理する力に他なりません。それは、物事を内容ごとに分離、整理整頓するものです。 どんな応用問題も、基礎となる因数の掛け合わせです。その因数ごとに分けて考える分離思考ができれば、複雑な問題も単純化して考えることができるでしょう。それは社会人になっても大いに必要とされる力です。もちろん、ノートを美しくとる義務はまったくもってありません。とらなくともできる勉強法は山ほどあります。 しかし、美しいノートをとる力が身につけば、とてつもなく大きな「スキル」が手に入ることでしょう。それはあなたの人生をより豊かなものとしてくれるかもしれません。

愛知教育大学入試問題分析【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

2024年度入試問題分析 今回は、愛知教育大学の国語(国語総合・現代文B・古典B)の入試傾向と対策についてです。 愛知教育大学の個別試験の国語は、学校教員養成課程/義務教育専攻の国語選修、中等教育教員課程の教育科学専攻(国語、数学、理科、外国語から1科目)、学校教員養成課程/高等学校教育専攻の国語・書道専修の入試に使われます。 大問四題の構成で大問一は現代文評論、大問二は現代文小説、大問三は古文、大問四は漢文となっています。 大きな特徴は、現代文の本文の文章量の多さです。 2024年度は、大問1では本文は6ページ、大問2では本文は9ページにわたっています。これは、他大学と比べても読む量が多く、読み続ける集中力がかなり必要になっています。 大問一では、問一は漢字の読み書き、問二は傍線部についての選択問題、問三から問五では本文の特定箇所について、文中の言葉を使って答える説明問題、問六は本文全体を踏まえた傍線部の説明問題です。 大問二では、問一は漢字の読み書き、問二から問六は傍線部についての読解問題、問二・問四・問五は説明問題、問三・問六は選択問題です。 大問一では、問二から問五を通して、本文から、解答に必要な箇所を探し出すスキャニング能力が必要とされています。最初に本文を読む際に、重要部分に線を引きながら読み、問題を解く際に、その中から該当する部分を見つけて、それらを組み合わせて、解答を作成していきましょう。 問六では要約力が問われています。要約力は、普段の勉強で、要約を行って、添削をしてもらい、自分の解答と見比べていくことで伸ばせます。 大問二では、問二は登場人物の様子を具体的に説明する問題、問四は登場人物の行動の理由について、問五では登場人物の表情の理由について問われており、これらの問題を解くには、読解の際に、なぜ登場人物がそのような様子なのか、どうしてそのような行動をとったのか、しっかり考えて読み進めていく必要があります。 現代文の得点を上げるために重要なポイントは すばやく読解すること 問題の解答に必要な要素を探せるようにすること 物語を読む際に登場人物の様子の理由を考えながら読むこと の3点です。この3点を鍛えるためには、本文を読む際に、メリハリをつけて読むことが重要になります。本校のような長い文章題を解くとき、集中力をずっと維持し続けるのはやはり困難です。したがって、どこが重要なのか考えて、特に重要箇所を意識し読むのが効果的です。ぜひ、本文を読む際は、線を引く、印をつけるなど工夫して、読んでください。 続いて、大問三の古文です。問一では、敬語の種類と敬意の方向を問う問題。問二では現代語訳の問題。問三では文法的に説明する問題。問四では本文の句の説明問題。問五と問六は傍線部の説明問題。問七では、物語についての基礎知識を問う問題となっています。 最後に、大問四の漢文です。問一は基本語句の読み問題、問二は傍線部の読み取り問題、問三は傍線部を書き下し文にする問題、問四は現代語訳の説明問題、問五は語句の抜き出し問題、問六は本文の趣旨を問う問題となっています。 以上から、大問三の古文と、大問四の漢文の問題は、それぞれ基礎的な知識を求める問題が出題されており、共通テストの国語の対策をすれば、問題なく解けます。古文と漢文は、基礎をしっかりと勉強しておきましょう。

子育てに必要なもの【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

子育ての根底に必要なもの 今回は、短いですがとても重要なことをお伝えいたします。 実は今回もしかしたら保護者の方にとっては(私も含めて)大変耳が痛いお話となるかもしれません。 私自身それぞれのご家庭の教育方針に口をはさむつもりはまったくありません。 それでも差し出がましい物言いになってしまったらすみません。 小学生~高校生くらいまでの子どもへの接し方についてです。 これまでたくさんの保護者の方と面談などで相談を受けてきましたが、これができているご家庭の子どもは聡明かつ素直な子ばかりでした。かといって周りの言いなりではなく、きちんと主張もでき、学習においてもきちんと思考し、自然とPDCAサイクルを回せるような子ばかりでした。世の中にそんな完璧な子どもがいるのか…と思いますよね。いるかと言われると、ほとんどいません(笑) 私は、自分で勝手に「子育て三原則」と言っています。 すべての声掛けや行動をこれに基づいてすることが子どもの将来の高い人格形成、学力、最終的には生きる力につながるのです。 それは、「褒める」「認める」「共感する」です。 「褒める」は、もちろん賞賛すること、「認める」は、自分とは別の人格であることを自覚して承認すること、「共感する」は文字通り気持ちに寄り添うことです。 これらすべての行動を他意なく行うことです。 放任主義であれば「褒める」「共感する」、過干渉であっても「認める」があれば、子どもはまっすぐ育ちます。すべての行動の根幹にこの三原則があることが大切なのです。 子どもは、親の悪いところ、表に出せない本音などを敏感に察知します。言葉にしないだけで、きちんと把握しています。子どもの機嫌を取るために褒めたり、本心で思っていないのに共感したりする様子をよく見ています。「うちの子、鈍感で」と言われる方もいますが、そんなことはありません。見ていないふりをしているだけなのです。子どもが鈍感だと思って、三原則から外れる言葉を子どもにかけ続けると、極端な場合、精神的に脆弱か、もしくは反対の超反抗的な態度を取るようになります。 「ああ、うちは手遅れだわ」などと思わないでください。幼い頃は身近な大人が少ないので、親ばかり観察するのですが、だんだんたくさんの大人を見るようになってくると、親の良いところもわかるようになります。子どもは親の葛藤や努力もちゃんと見ています。ですから、膝を突き合わせて、きちんと話し合うという姿勢がまず大事なのです。

大阪大学入試問題分析【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

入試問題傾向と対策 2024年度の大阪大学の前期個別試験の国語(人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部)についてお伝えいたします。 まず、基本情報ですが、大阪大学の国語は、制限時間は90分、配点は150点です。ただし、文学部は国語の試験内容が異なります。大問一は現代文評論、大問二も現代評論文、大問三は古文と、大問三題構成となっています。ただし、大問二は小説の年もあります。 大阪大学の国語の試験問題の特徴としては、 ①記述量が多い ②現代文は傾向が変わりやすい ③時間配分が重要 の3点となります。 具体的に、入試問題を見てみましょう。 ①について、大問一では問三が傍線部の説明問題で130字以内の記述問題、問四は本文全体を踏まえた200字以上250字以内の記述問題です。大問二では問二が傍線部の理由を答える80字以内の説明問題で、問三・問四・問五は本文を踏まえた傍線部の説明問題で、問三は200字以内、問四は140字以内、問五は100字以内の記述問題です。大問三では問一は現代語訳問題、問二は傍線部の説明問題、問三は和歌の現代語訳問題、問四は本文全体を踏まえた説明問題となっており、しっかりと個別試験の国語に向けて、記述問題の対策を行う必要があります。 ②については、2024年度は大問一と大問二ともに評論文でしたが、年によっては、大問二で小説が出題されている年もあります。よって、偏りなく幅広いジャンルの文章に取り組んでおく必要があります。 特に、科学・政治・思想・言語についての評論文は頻繁に出題されます。 ちなみに、大問一は、黄錦樹が華語による創作活動を続ける際の葛藤について論じた文章、大問二は、人間の誕生という現象との関係から政治という営みや全体主義を位置づけ、現代の少子化対策や、誕生について私たちがどう向き合うべきかを論じた文章となっていました。 ③は、試験時間が90分と短めなので、しっかりと解き終われるよう、記述量の多い大問一と大問二は35分以内、大問三は20分以内のように時間を決めて解くように心掛けましょう。 具体的に大阪大学の国語対策勉強方法についてです。 まず、大問一と大問二の現代文ですが、 文章の読みづらさはあまり感じませんが、記述問題が多いため、本文の文意を正確に読み解き、説明問題で記述する力を鍛える必要があります。 また、本文を踏まえた要約問題も出題されます。 そのため、優れた記述力・要約力が必要です。 それらを鍛えることを意識して、過去問を3年分は必ず解きましょう。また、自学・自習を行う場合は、要約問題・記述問題のある問題集を選ぶことをおすすめします。 続いて、大問三の古文ですが、大問三の問一では、主語を明示して現代語訳すること、問三では現人神が誰なのか明記することが求められており、普段古文を読む際も、主語をしっかりと追って読んでいくとよいでしょう。古文における主語の判別は非常に難度が高いものが多く、感覚でやるのではなく文法の根拠がしっかりした解き方をするのが望ましいです。 例えば、「を、に、ば」が来たあとは主語が変わりやすいが、「感情語+ば」では、主語は変わらない、など詳細にわたる知識は必要となります。 また、和歌に関する問題が本大学では頻出します。そのため、和歌の基礎知識の勉強は必須になります。修辞はもちろん、和歌の解釈をしっかりと行えるようになりましょう。

小学生の我が子の字が汚くて読めないと嘆く保護者の方へ【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

「字が汚い」は成績優秀者の共通点? 長く塾で指導をしていると、よく受けるご相談のひとつに、「現在小学生の我が子の字が汚すぎて心配だ」という悩みがあります。そしてこういうご相談の場合、対象となる子どもは99%男の子です。さらに小5、6で中学受験をするご家庭がとても多いです。 もちろん、純粋に読みづらいとかバランスが悪すぎる、という字を書く子も多いです。ただ、偏差値60を超えてくるような成績優秀者と言われる子達の「汚い」字には、ある一定の共通点があります。 それは、「若干ななめ」であることです。たいがい右利きであれば右斜め上に傾いていることが多いのです。もちろん、そうでなく純粋に読めない字を書く子もいますが、多くは少し傾いた字を書きます。 下に実際のノートをご紹介いたします。これは実際に指導した子のひとりが小学5年生に書いていたノート(理科)です。ちなみに、本人も自分の字で認識できないものが2割くらいあります。 なかなか破壊力があるノートですね(笑) そして、こういった子達を実際に指導していると、次なる共通点が見えてきます。それは、ノートをうまく板書(ホワイトボードや黒板などに書いてあるもの)通りに書けない、ということです。思わず空間認識能力を疑ってしまいそうですが、そういったものになんら問題はありません。むしろ、非常に高いことが多いのです。 成績もよく、空間認識能力も高いとなると一体何が原因なのでしょうか。 ちなみに、私はこれを丁寧な見やすい字に矯正したことはありません。病気でもなんでもないのですが、成長の過程で必ず治っていきます。 これは、「思考速度に手が追いついていない」ことが理由です。そして、「思考と筆記の速度調整がうまくできない(する気もない)」ことが簡単に治せない理由になります。特に小学生だとこういうことがよくあります。女子は速度の差異をうまく調整して、見やすいノートを書くのですが、男子はそんな器用なことはできません。ですから、字ばかりが前のめりになってしまうのです。多くが右上に傾くのはそのためです。 「では、どうやったら治るのか?」 と言われるのですが、個人的にはまったく修正する必要はないと思います。「放置」です。もちろん字が読みやすいに越したことはないし、無理やり治せないこともありませんが、せっかくの超速思考速度を下げてしまうことになりかねないので、できればそのままにしましょう。子どもも、さすがに入試本番で読めない字を書くことはしませんので、あまり心配する必要はありません。 たしかに、この字のせいでテストの点数が悪くなることはあります。どうしても、自分の字のせいで計算を間違えてしまうとか、テストでもそのような字を書いてしまう場合は第三者である、塾の先生や学校の先生などに話してもらった方が良いでしょう。保護者の方ですと、どうしても感情が先立ってしまいます。言ってもなかなか治るものでもないので、「何回言わすの!」というセリフが出てきてしまいます。こういったことで親子関係をこじらすことはよくありません。   ノートの持ち主エピソード ちなみに、ノートの持ち主は、小学4年生から大手塾に通い始めました。そこでは毎月、その月で習った範囲が出題範囲の実力テストがあります。忘れもしない小学4年生の実力テストでのことです。たぶんできた、という彼のやや弱気な態度に一抹の不安をかかえながら見た結果は恐ろしいものでした。 「計算問題全滅」 決してオーバーな言い方ではなく、「全滅」です。全壊、全滅、壊滅、滅失…適切な言葉が見当たらないくらい、計算問題はすべて間違えておりました。もう何年も昔のことなのに今だに鮮明に覚えています。後にも先にもこの一回だけでしたが、保護者はこの結果を見て心臓が止まったのではないかと思ったほどです。 本人に聞くと、まったく緊張はしていなかったとのこと。問題用紙の計算跡を見るといつも通りの字。ただ、よくよく見ると、6と0、4と9(!?)、7と9を見間違えて計算をしていたことが分かりました。筆算はまっすぐ下に連ねておらず、右下へどんどんずれていき、どこへ数字を下ろしていけばよいか当の本人以外はまったく分からないものでしたが、どうやらそこは間違えておりませんでした(笑)その後、少しずつ年齢とともに字を読み間違えるということは減っていきましたが、0にはなりません。 5年生になっても、漢字などは読めない状態です。「体」を書かせるとどう見ても「人」と「本」です。 ちなみに、彼の実力は偏差値60は軽く超えるものでした。字がちょっとアレなので(笑)、テストはそれよりも随分低く出ていました。当然保護者の方にそれを言っても半信半疑です。 「またぁ~先生~」とあしらわれる日々でした。 保護者の方には絶対に字の汚さには触れないでほしい、とお願いしてきました。 彼は結局小6になってから、多少読める字になりました。間違いも随分減っていきました。脳の処理が追い付いてきたのだと思います。最終的にはわりと余裕をもって東海中学へ合格していきました。 決して対処しない、ということではなく、きちんと観察をしていけば子どもの成長が見えます。見えれば、対処をしなくてはならないのか、しばらく様子を見ていった方が良いのかが分かります。判断に困ったら通っている塾の先生に聞いてみましょう。

要約ができない!という人のための、要約の具体的方法【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

要約力を身につけると読解力が上がる??? 「要約力を身につけることで、読解力が身につく」とは世間でよく言われることです。 本当にそうでしょうか。 読めないのに、要約などできるのでしょうか。 読めるからまとめられるのではないでしょうか。 つまり、読解力があるから要約力が身につくというのが普通の考えではないでしょうか。 今回は、そのロジックを解き明かし、要約で困っている人に要約の具体的な方法を伝えたいと思います。 まずは、要約力についてためしにインターネットで調べてみました。 すると、出ました、コピー&ペーストの嵐。ちょっとびっくりするくらい同じようなことしか書かれていないことに驚きます。しかも、まったく実用的でない内容です。現場で指導していない人間が書くとこうなるのかなと思いました。もしかしたら、そのワードで検索する人が多いから、というSEO対策のような本末転倒なものなのかもしれません。 書いてあることの最大公約数を簡単にまとめてみました。 要約力をつけるためには、 〇言いかえをしてみる 〇新聞の内容をまとめる 〇映画の内容をまとめる 〇話を端的に伝える練習をする… などです。まだまだありましたが、このくらいにしておきます。 これらは端的にまとめると「要約」する、ということになります。 …? つまり、要約力を身につけるためには、要約をするのが良い、ということでしょうか。 野球ができるようになるためには野球をやるのが良いというのと同じような妙な文章です。 私が見る限りこれらはすべて、「要約がある程度できるようになってからやること」なんです。 驚くべきことに、「要約」をどのようにしてやるのかの具体的方法がまったく書かれていないのです。 これでは、要約の力を身につけようと思って情報を探している子達も間違えた情報で苦しんでしまうことになります。 それでいろいろ考えましたが、今まで企業秘密にしていた部分を今回公開することにしました。 実際に現場で授業をしていると、「要約」ができる子が皆無に等しいです。日常生活で要約を使わないのはもちろん、頭の中でロジックが整理できていないのでしょう。要約をさせてみると、言葉が違っているだけで同じ意味である筆者の主張をただ書き連ねる子が多いのです。それだけならまだしも、短い要約なのに、主張の具体例を長々と書いてしまう子もいます。 実は、私自身が学生のときに国語がとても苦手でした。今風に言えば黒歴史です。得意な科目と比較するとその偏差値の差がウン十となることも珍しくありませんでした。当然、授業がスピードアップしたり、難しくなったりすると、まったくついていけませんでした。授業の予習をしようと参考書や教科書を読んでも、表層的な部分しか読めず、ロジックの応用がまったくききません。だから、原理原則からさまざまな方向へ応用することができず、一事例ごとに解き方を覚えていました。やがてどの科目も点数が下降の一途をたどるようになりました。このときはとても悩みました。当時は、国語の解法というものが完全に確立されておらず、きちんと教えられる人が少なかったのです。今思い出しても苦しかったですね。ところがあるきっかけで、国語にもきちんとした解法があると知ったのです。このときに受けた大きな衝撃を今でも鮮明に覚えています。足のつま先から脳天まで電流が走りました。これだと思い、必死で勉強してそれらのメソッドを身につけました。それができると、あとは学習すればするだけ点が上がりました。あれはうれしかったですね。今振り返ってみても、「要約」する練習は読解する際に非常に役に立ちました。勉強するうえで特に注意したのは、文章を読むうえでとても大切な「語彙力」をたくさん身につけること、感覚に頼らず、決まった読み方解き方を常に新しい文章でも実行すること、そして「要約」の練習をすることでした。特に「要約」は、練習すればするほど上達し、長文を読んでも筆者の主張を見失わない確かな読解力を身につけるのにも役立ちました。要約の延長上に小論文があるため、小論文についても確かな実力がつきます。 黒歴史について長々と話してしまいました。 話をもとに戻しましょう。 ここまで書くと、要約ができれば読解力が身につく!と言っているように聞こえてしまいますがそうではありません。あくまで、読解力があるから要約ができるというのが本来の私の意見です。 しかし、要約のメソッドを知ると、文章の読み方が変わり結果として読解力の向上に貢献するのです。実際に指導をしていて確かに言えることです。だからこそ、読解力がなかなかつかないと困っている方へ要約のメソッドを伝えることで、少しでも前に進めるのでは、と思うのです。 もちろん、しつこいですが、要約力をつけると読解力の手助けにはなりますが、あくまで読む型を覚えるメソッドですので、読解力についてはきちんとそれを身につけるべく学習をするのが良いでしょう。   要約の具体的方法 前提として、「要約文」は筆者の主張をまとめたものであることをお知りおきください。(長い要約では状況が少し変わります) では、その主張をまとめ上げるために必要なのは、 ①具体例や比喩を消す ②否定肯定構文は否定文を消す ③文章の最初と最後は要チェック ④「しかし」「つまり」の前は消す ⑤重なる内容の主張は、片方を消す です。 ①は、そもそも論説文というのは、主張に具体例や比喩を加えて伝わりやすくしたものです。逆を言えば、文章から具体例や比喩を抜くと主張が残るということです。 これを練習していくと、長文から主張を取り出すことが容易になります。 ②は、「Aではなく、Bである」という構文ですが、Bを明確にするための技法なので、Aではなくという否定部分は消してもよいということになります。私の敬愛してやまない現代国語講師宗慶二先生は「AではなくBだ構文」と言っています(笑)とってもわかりやすいです。 ③については、文章の型の話で、最初に問題提起をしたり、おおまかに結論を言ってその後具体例を並べ、最後にまた結論を言うという型の文章では、最初と最後に筆者の主張があり、そこを押さえるだけでも要約文が書けてしまうことがあるくらいとても有用なメソッドになります。 ④「しかし」は最重要接続詞です。「一般的にはこう言われている。しかし、私の意見は違う」といったニュアンスで使われるときの「しかし」の後ろには筆者の意見が必ず来ます。ですから前の部分は筆者によって斬られる、つまり必要ない部分になります。「つまり」は言わずもがな、これまでの内容をまとめるため、それより前の部分は同様に必要ありません。 ⑤主張のみをあぶりだした後は、それらをまとめて指定字数に収めなければなりません。このときに必要なのがダブりを消すことです。同じ内容の主張がならんでいればどちらかを消す必要があります。そのときの基準として、+α書かれている方を残し、そうでない方を消します。 これらはビジネスシーンや日常生活でもとても役に立ちます。的確に、端的に、論理的に相手に伝える練習についてもぜひこのメソッドを使用していただきたいものです。ただし、あくまでメソッドを知るだけでは実力や点数にはつながりません。コーヒーを、時間をかけてドリップするがの如く丁寧にじっくりと問題演習に取り組んでいくことではじめて「要約力」という力が身につくのです。「要約力」が身についてくれば、文章を読む目ができて読解力もあわせて上がり、読解力が上がればさらに要約も上達する、そんな相互作用を、読解力や要約力で悩んでいる人にこそぜひ経験してほしいと思っています。

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