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2026年共通テスト分析と対策【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

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大学受験

2026年共通テストが行われました。
みなさん、お疲れさまでした。
例年悲喜こもごもの共通テストですが、今年はかなり波乱がおきましたね。
平均点は約116点。
昨年よりも10点以上も下がっています。
100点満点換算で5点以上平均点が下がったのは英語リスニング、数学Ⅰ、数学A国語、物理、地学基礎、歴史総合、世界史探究、情報Ⅰになります。
逆に5点以上上がったのは、英語リーディング、物理基礎、生物基礎、化学、歴史総合、日本史探究でした。

点数の散らばり具合(分散)にもよりますが、平均点が10点以上下がるというのは、人によっては「過去問で160点(8割)くらい取れていたけど、今年120点(6割)だった」なんて人もたくさん出るくらい難易度が変わるイメージと思っていただいてよいでしょう。
各学校の志願状況を見ても、共通テストの結果を踏まえて志望校を1,2ランク下げる子が多くいたと思われます。

ただ、昨年度と比べてなので2023年の105点や2022年の110点という平均点を見る限り、これが適正なレベルなのかな、と個人的には思います。

では、ここから現代文・古文の分析をここからしていこうと思います。
大手予備校ですでに数字を踏まえて精密な分析が出ているため、国語塾の視点から分析をしていきます。

詳しい対策については次のブログで出していきます。
 

小説が難しくなった


第2問の小説は、昨年度だけでなく従来よりも難化している印象。
出典は現在活躍中の若手作家ではなく、戦後の著名作家遠藤周作の「陰に対して」でした。昨年同様、語彙に関する設問の出題がなく、心情の読み取りが中心となっています。
いろいろな分析を見ていると、「落ち着いて解けば正解できる」「あまり難度は変わらない」ようなことが書いてありますが、そんな馬鹿な…💦いや、ちょっと難しいぞ…、というのが私の感想。

 

少し具体的に中身を見ていきましょう。
問1は単純に文章内容の説明。
母の指の動きがヴァイオリンを弾く練習であり、勝呂のそばにいてもヴァイオリンへの意識が残っていることに、勝呂が嫉妬めいた気持ちを抱いていることが分かる。この情報だけで解けるため標準レベル。

問2は、父親の心情の理由説明ですが、傍線部の後の「平凡が一番いい」という部分を踏まえれば選択肢が絞られます。ただ、ここでその選択肢の後半部分に「母に対してもヴァイオリンに没頭して家族を顧みない態度をあらためることを求めており、」とあります。ここで少し迷う人がいるかもしれませんが、文章冒頭部分に、勝呂が、病気のおかげで母を独占できたと思っていることや、叔母が母に向かって音楽ばかりにかまけて勝呂を見なかったと言っていることから家族を顧みなかったと言ってもよいでしょう。
やや難しい問題だったかもしれません。

問3は母の悲哀を問うもので、消去法だけで選択肢が絞られる標準レベルの問題。

問4は幼少期の主人公の心情を問う3行選択肢の設問で、これも消去法だけで答えが絞られてしまう標準レベルの問題。

問5は本文の表現に関する頻出の設問です。文章のディテールまで読み覚えていれば難なく解けますが、心情問題でないこの手の設問に苦労する人は多いのではないでしょうか…💦

問6は生徒の対話形式が復活した。同じ作品の別内容を引用部分以外も参考にして問うタイプの問題でこれまでにないものでした。
3行選択肢であり、内容も、自分の幼少期と現在の母に対する思いの変化を深く掘り下げたもので、正解を導くまでに時間がかかったかもしれません。
非日常的な状況での子供の心情の機微を問うものであり、かなり難問でしたね。

評論文もやや難化だが…

もっとも特徴的なのは、文章の内容の抽象度。
文章の難度自体は例年通りかな、との印象ですが、人間の情緒や価値観を抽象的に書いており、抽象的な文章にあまり強くない受験生は間違いなく不利。
さらに設問が、紛らわしいため、正確に文章を理解する力が問われる年だったと思います。
文章を一度読んで、4つの選択肢のうち不要な2つは再読することなく消すことができる程度の読解力と記憶力は必要。
抽象的なテーマの文章を積極的に読み込む訓練は必ずやっておいた方がよいでしょう。
共通テストの対策は、「とにかく過去問を解き散らかす(言葉が悪い)」ことですね。
あとは、自分をタイムプレッシャーの中に追い込む。
共通テストは時間との戦いなので、時間をはからずに解くのはNG。

実用的文章題は例年と難度は変わらず

第3問の実用的文章は、昨年(2025年)から導入された新傾向の問題で、全体の構成は、「自分の好きな本を一冊選び、その本にどのような工夫が見られるかについて考えるという課題」に関する問題ですが、【資料】にグラフはなく、全体として作題意図の見えにくい設問が多く、制限時間の中での解答を強いられる受験生にとってはやりにくい問題だったと思われます。
ただ、例年大問3の難度はある程度安定しており、時間をかければ解ける、という認識です。
こういった問題は、時間がないとまったく解けないことがあります。
いかに冷静な状態でこの問題に取り組める状況を作れるか、が勝負の分かれ道になります。

具体的には、古文漢文を先に解いて現代文を解き、第3問に15分時間を残すことができれば落ち着いて解けるのではないかと思います。
次回は共通テスト攻略についてです。

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