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※医学部医学科三輪講師監修 医学部志望者に伝える「国語力という名の生存戦略」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導】

みなさん、こんにちは。 今回は、医学部医学科在籍の三輪講師に監修してもらい、ブログにしました。 個人的には非常に貴重な内容ではないかと思っています。 三輪講師曰く、「医学部は理系だから、数学と理科ができれば合格できる」 もし心のどこかでそう思っている人がいるのなら、それは、手術室にメスだけ持って入り、麻酔も止血鉗子も持たないような無謀な振る舞いと同じ、だそうです。 手厳しい…💦 なかなか過激な表現で始めましたが、確かに私自身多くの医学部生を送り出し、卒業して現場に出ている教え子達と話している中で言えることがあります。 それは、「医学とは、究極のコミュニケーション学であり、読解の学問である」ということです。 なぜ医学部において、そんなことが言い切れるのでしょうか。 そのエビデンスを、受験、大学生活、そして臨床現場という三つのフェーズから説明しましょう。 受験の現実 国語が「合否の防波堤」になる まず、目の前の入試についてです。多くの国立医学部では、共通テストの国語(200点満点)が課されます。二次の配点比率が高い大学もありますが、ボーダーラインが9割近くになる医学部受験において、国語での失敗は致命傷になります。 ここで見落とされがちな事実があります。大学にもよりますが、二次試験に配分される共通テストの数学(1A・2B)の合計点と、国語の配点がほぼ同等に設定されているケースが少なくないことです。 つまり、数学と同じだけの比重を持つ科目であるにもかかわらず、軽視されやすいのが国語なのです。 理系科目においては受験生同士の差が生じにくいくらいみんなハイクオリティで仕上げてきます。正直、数学や物理で差をつけるのは非常に難しい。 しかし、国語はどうでしょうか。 多くの理系受験生が国語を軽視し、対策を後回しにします。ここで安定して共通テスト現代文で8割、9割を取る「読解の型」を持っているとそれが理系科目で万が一計算ミスをした際の強力なバックアップ、いわば「防波堤」になります。 しかも、国語(現代文)の学習においては、こと読解力の習得という点で言えば、膨大な時間とコストがかかり、現代文の対策を後回しにした結果、受験までに間に合わない可能性が大いにあります。 筋肉がすべてのスポーツの基盤であるように、語彙力が国語の基盤です。その語彙力を身に付けるのに多くの時間がかかり、さらにそれらを使ってさまざまなジャンルの文章を読む力を少しずつ少しずつ身に付けていき、読むことができる文章レベルをゆっくりと少しずつ上げていきます。 国語力とは、コーヒーをドリップするようにじっくりと身に付くものなのです。 だからボーダーラインが9割近くになる医学部医学科受験において、国語(現代文)は、学習計画も含めて失敗が致命傷になることがあります。 加えて近年の入試問題の傾向を見ると、理科や数学の問題文自体が長文化し、複雑な条件設定を読み解く力が求められています。 「問いが何を求めているのか」を瞬時に、かつ正確に把握する力——これは国語力そのものです。 問題文の読み違えで失点する生徒は、数学ができないのではなく、さらにちゃんと読んでいなかった凡ミスでもなく、国語ができていない可能性も否定できないのです。 …ネガティブな話ばかりをしてしまいました💦 しかし、視点を変えれば、国語(現代文)ができるというのは他科目に比べ、大変に有利なんです。 国語は英単語や理科のように膨大な暗記を必要とする科目ではなく、一度読解の型を身につければ安定して得点し続けることができます。そのため、早い段階で基礎を固めておけば、直前期に国語学習に多くの時間を割く必要がなく、理科や数学にリソースを集中させることが可能になります。 まさしくこれは受験戦略上、非常に大きなアドバンテージになります。 大学生活:膨大な情報を「構造化」する力 晴れて医学部に合格したみなさんを待っているのは、長い歴史の中で人類が積み上げてきた膨大な医学知識との格闘です。解剖学、生理学、薬理学……。これらを単なる「暗記」で乗り切ろうとする学生は、必ずどこかでパンクします。 医学書を読み、最新の論文を読み解く際に必要なのは、情報の「構造化」です。「この症状の主因は何か」「それに対する仮説はどこにあるか」「論理的な飛躍はないか」——これらを判別するのは、国語の時間に培った「段落の関係性」や「論理構成」を把握するスキルです。 これは、まさしく当塾で行う「構造読解」にあたります。 構造読解の重要性は、「どんな文章をも読解できる汎用性のある論理的思考」であることに尽きます。 そして、当塾で行うもう一つの修英式読解メソッドである「論理読解」による「クリティカルシンキング」は、医学において批判的に読む姿勢を求められた際に最大限に生かされます。 患者さんの価値観や意向、最新の医学的エビデンス、医師の経験を統合し、目の前の患者さんにとって最適な治療を決定する医療の在り方であるEBM(Evidence-Based Medicine)では、論文のデザインやバイアス、統計的有意差と臨床的意義の違いを読み解く力が必要です。 これはまさに、文章の前提・主張・根拠の関係を分析する高度な読解力に他なりません。 膨大なテキストからエッセンスを抽出し、自分の知識体系に組み込む力。 このスピードと精度こそが、進級を左右し、国家試験の合否を分けるのです。 臨床現場:言葉は「診断」と「治療」の道具である 次に、医師になった後のことを想像してください。 医師の仕事は、患者さんの話を聞くことから始まります(問診)。 患者さんは必ずしも論理的に話してくれるわけではありません。不安、痛み、混乱の中で発せられる断片的な言葉の中から、隠れた真意を汲み取り、背景にある文脈を読み解く力が必要です。 これは、小説の読解で登場人物の心情を「客観的根拠」に基づいて推察する「論理読解」におけるプロセスと全く同じなのです。 医療ミスをして「患者さんの求めていることをつかみ取れなかったから仕方がない」では済みません。決して大げさではなく、読解力が人の生死を分けると言っても過言ではありません。 当たり前ですが、患者さんの背景が一様ではありません。 高齢者、幼い子ども、日本語に不慣れな外国人、あるいはコミュニケーションに障害を抱えた方など、医療現場では「正確に言語化された情報」が得られない場面が日常的に存在します。 例えば、高齢者では症状の表現が曖昧であったり、幼児ではそもそも症状を言語化すること自体が困難です。また、外国人患者では言語の壁が存在し、伝えたい内容がそのまま伝わるとは限りません。このような状況において医師に求められるのは、断片的で不完全な言葉の中から本質的な情報を抽出し、相手の感情や意図まで含めて理解する力です。 すなわち、「何が言われたか」だけでなく、「なぜそのように語られたのか」「その背後にどのような不安や訴えがあるのか」を読み取る力が必要になります。この能力は単なる知識ではなく、読解力と共感力に支えられたものであり、医師としての価値を大きく左右します。 名医は、例外なく高い読解力を有するのです。 さらに臨床では、得られた情報をもとに鑑別診断を構築する必要があります。どの情報が重要で、どの情報がノイズなのかを選別し、仮説を立て、検証する。この一連の思考過程は、文章読解における「主題の把握」と「根拠の整理」と極めて類似しています。すなわち、読解力はそのまま診断推論能力に直結しているのです。 医師にとっても、患者さんにとってもとても重要なインフォームド・コンセント(説明と同意)の場面を考えてみましょう。 専門用語を並べるだけでは不十分です。相手の理解度や感情に合わせ、最も適切な言葉を選び、納得感のある説明を組み立てる。これは単なる説明ではなく、「相手に伝わる形に再構築する」という高度な言語運用能力を必要とします。 さらに医療はチームで行われるものです。 看護師や薬剤師、他科医師との情報共有においても、曖昧さのない正確な言語化が求められます。カルテ記載一つをとっても、事実と解釈を区別し、簡潔かつ論理的に記述する力が不可欠です。 「言葉の処方」を間違える医師は、どれほど医学知識があっても、信頼を勝ち取ることはできません。 国語力とは、単に日本語を操る力ではありません。「論理的に思考し、他者の世界を正確に理解し共感し、自分の意志を誤解なく伝える力」です。 そしてそれが受験生全体にも求められている力です。 だから、共通テストでは、現代と大きく時代背景や思想が大きく違う近代文学に登場する人物たちへの共感が求められるのです。 良い医師を目指すために、みなさんにはどうか正しい国語力を身に付けてほしいと心から願っています。

見るだけ勉強は時間の無駄?国語専門塾が伝える、RASによる「手を使う」語彙力アップの科学【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

今回は、国語(現代文)における学習で最も大事な一つである語彙力について書き留めたいと思います。 対象は、小学6年生以上になります。 小学生中低学年は別のブログでお伝えしておりますので、よろしければそちらをご覧ください。 賢い子に育てる家庭での会話【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】 - 修英塾 日進校 賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~初級編~」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】 - 修英塾 日進校 賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~上級編~」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】 - 修英塾 日進校 修英塾でも、小学生から高校生まで指導を行っていますが、国語(現代文)が不得意な子の共通点として語彙力不足が挙げられます。 で、これまた困ったことに多くの子が同じ覚え方をするんです。 それは、何度も読むという方法。 子ども達に「どうやって覚えたの?」と聞くと、「何度も読んだ」と誇らしげに言うのです。 ちょっと待って…💦見るだけで覚えられるの? そんなことができるなら、塾で学習する必要なくない? とかいろいろ考えてしまいます。 残念ながらこの方法、もっとも楽でコスパがよさそうに見えるのですが、はっきり言うと最悪の学習法です。 最近は東大生というブランドがSNSで多いに需要があるせいか、様々なシーンで見かけます。で、多分に漏れず私が眺めるSNSでも東大生が発信する勉強の仕方の動画コンテンツがたくさん流れてきます。 結構面白いので掘り下げて見ていくと、視聴者数狙いのインパクト重視で中身があまり伴わないコンテンツ以外は、ちゃんとみんな内容が共通しています。 決して目新しいものではなく、「そりゃそうだよね」という内容。 ズバリそれは、 さぼらずやり続けること 手を使って書くこと です。 面倒で、粘り強さが必要なためぱっと見今の時代に合っていないような印象を受けるのですが、結局真理はそういうことなんです。 確かに興味のある内容だったら、読むだけで頭に入ることもあると思います。 しかし、語彙に興味のある人なんて、物書きの人や国語に携わる我々のような人間以外はほぼ皆無(笑)。 だからこそ正攻法で語彙力を攻略する方法について、国語専門塾の立場と、科学的エビデンスを以ってお伝えしたいと思います。 「ペン先」が脳を強制起動させる~手は「露出した第二の脳」である~ 国語の成績が伸び悩む生徒の多くに見られる共通点、それは「語彙学習を眺めるだけで済ませている」ことです。英単語でも漢字でも、ただ言葉を視覚的に追うだけの勉強は、脳にとって「受動的な作業」に過ぎません。これに対して、ペンを握り、自分の手で文字を書き記す行為は、脳科学の視点から見れば全く異なる次元の運動なんです。 人間の手、特に指先には膨大な数の末梢神経が集中しており、脳の広い範囲と直結しています。カナダの脳外科医ペンフィールドが作成した「ホムンクルス(脳の中のこびと)」の図を見れば一目瞭然ですが、脳の運動野や体性感覚野において、手が占める割合は驚くほど巨大です。つまり、手を動かすことは、脳の大部分を直接刺激しているのと同義なのです。これを「手は露出した脳である」「手は第二の脳」などと呼ぶ所以です。 脳には、網様体賦活系(RAS)という機能があります。 これは、今の自分に必要なものだけを瞬時に仕分ける、いわば高性能なフィルターのようなものです。 脳は、目や耳から入る情報すべてをインプットするとパンクしてしまうため、RASが大切と判断した情報だけ脳に送るのです。脳は毎日、目から入る膨大な視覚情報を処理していますが、そのほとんどを「不要なノイズ」として捨て去っています。 つまり、ただ眺めているだけの言葉は、脳にとって「景色の一部」として処理され、記憶のゴミ箱へ直行してしまうのです。 しかし、書き込み作業はRASに「これは生存に必要な、重要な情報だ」と認識を改めさせます。フィルターが書き換えられるのです。このことで、脳は学習モードへと切り替わり、言葉を深く受け入れる準備を整えるのです。 ペン先から伝わる振動が脳を覚醒させ、集中力のギアを一段引き上げる。 この「脳の強制起動」こそが、語彙習得における最初にして最大のハードルを越える鍵となります。 「視覚」+「運動」のデュアルエンコーディング~二重の楔を打ち込む~ 語彙が定着しないと嘆く生徒に欠けているのは、情報の「多角的な入力」です。文字を目で追うだけの学習は、脳の視覚野という限定的なエリアしか使っていません。これは、試験本番の緊張感の中で「見たことはあるけれど思い出せない」という、最も悔しい事態を招きやすくなります。 そこで重要になるのが、専門用語でデュアルエンコーディング(二重符号化)と呼ばれるメカニズムなんです。 これは、ひとつの情報を「言葉(視覚・意味)」と「イメージや動き(運動)」の複数のルートで脳内に保存する手法です。手書きで語彙を覚える際、脳内では文字の形を捉える視覚情報に加え、ペンを動かす指の軌跡、筆圧、紙の質感といった「運動感覚」が同時に処理されます。つまり、一つの言葉に対して、脳の中に「視覚のインデックス」と「運動のインデックス」という二つの索引が作られるのです。 この二重のバックアップ体制が、記憶の強度を劇的に高めます。 例えば、記述解答で言葉に詰まったとき、「頭では思い出せないが、手を動かしてみたら自然と漢字が書けた」という経験はありませんか。 これは脳に刻まれた「運動記憶」が、視覚的な度忘れを補完した結果です。特に抽象的な概念語が多い現代文の語彙などは、意味を理解するだけでなく、その言葉を「自分の体の一部」として書き慣れておく必要があります。 また、手書きのプロセスには「声に出して読みながら書く」という聴覚の追加も容易です。視覚・運動・聴覚という三位一体の刺激を脳に送り込むことで、記憶の楔(くさび)は何倍も深く打ち込まれます。効率を求めてタイピングやアプリの選択問題だけで済ませようとする風潮がありますが、長期記憶としての定着率を考えるならば、アナログな「書き込み」に勝るショートカットは存在しないのです。 だからこそ、語彙力学習は「言葉も意味も全部書き出す、読む」ことが最も最強なんです。 「書くスピード」が思考を深くする~スロー学習の逆説的な効率性~ 現代の学習環境はタイムパフォーマンスが重視されますよね。 ただし、こと語彙の習得に関しては、その便利さが仇となることがあります。スマホの画面をスクロールする速さや、キーボードを叩くスピードは、人間の「思考の熟成速度」を追い越してしまうからです。これに対し、手書きという行為には、物理的な「適度な遅さ」が伴います。 実は、この「あえて時間をかけること」こそが、語彙を深く血肉化するために不可欠なプロセスなんです。 ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究などでも、手書きをしている最中の脳は、タイピング時に比べてより複雑で広範囲なネットワークが活性化していることが証明されています。ペンを動かし、文字を構成する一画一画を丁寧に綴っていく数秒間。このわずかな時間の猶予こそが、脳がその言葉の意味を咀嚼し、既存の知識と結びつけるための「熟考の時間」を生み出します。 例えば、「乖離(かいり)」という言葉を覚える際、ただ眺めるだけなら0.1秒で終わります。しかし、その複雑な画数を指先に意識しながら書き写す間、脳内では「離れるという意味だな」「対義語は何だろう」「あの文章で使われていたな」といった連想が、無意識のうちに幾重にも重なります。この情報の重なりこそが、読解力に直結する「生きた語彙力」の正体です。パッパと表面を撫でるような学習では、言葉の芯まで熱が伝わりません。 て多くの生徒を見てきましたが、一見遠回りに見える「書き取り」を愚直に続けた生徒ほど、模試の後半で粘り強さを発揮します。彼らは単に言葉を知っているだけでなく、その言葉を使いこなすための「思考の土台」が手書きによって強固に築かれているからです。スピード重視の現代だからこそ、ペンを手に取り、一字一字に魂を込めて脳に刻み込む。 無駄とも思えるその時間が、志望校合格を引き寄せる確かな実力へと変わっていくのです。  

2026年度合格実績【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

個人塾なのでそんなに大人数ではありませんが、今年もたくさんの合格が出ました。 修英塾を卒業した人も、そのまま残った人も、みんなちゃんと巣立っていきました。 こうやって子どもやご家庭のために働けることはとても幸せなことだなぁとしみじみ感じます。 子ども達には、どこの学校に行っても、「努力し続けられた」という事実は変わりません。 誇りを持ってほしいと思います。 そして、その高い能力を自分だけのためではなく、世のため人のため日本のため世界のために生かしてほしい。より良い世の中を作っていくために皆さんの力が必要だという自覚を持って新たな世界を作っていってほしい。 そう、心から願います。 【合格】 大阪大学 名古屋市立大学 同志社大学 立命館大学   東海中学 滝中学 鶯谷中学(特奨Ⅰ) 愛知淑徳中学 名古屋中学 愛工大名電中学 愛知中学 春日丘中学 椙山女学園中学 星城中学 名古屋葵大学中学(特奨Ⅱ)

現代文。設問から読むか、文章から読むか【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

設問が先か文章が先か 昔からよく議論されているこの議題。 私も、非常によく相談されます。 皆さんはどうお考えでしょうか。 私の答えは決まっています。 私の所見を言う前に。 大切なのは、そもそも「なんのためにこの議論をするか」ということなのではないでしょうか。 おそらく、この議論もしくは質問をする人は、「制限時間内に終わらせるために」という時間の問題としてこの議題を捉えているのではないかと思います。 一般的に、現代文において、設問を先に読んでおけば、傍線部でどんなことを聞かれるか頭に入れたまま本文を読むことができ、何度も読み直す必要がないため時間短縮がはかれて、点数が上がると言われているようです。 ここに大きな落とし穴が潜んでいるのがお分かりでしょうか。 とても重大なことを言います。 「何度も読み直す」…ってこれ、そんなことをする時点でそもそも文章の内容を理解できていないのではないでしょうか。 ちゃんと理解できていないからこそ文章を繰り返し読む回数をできるだけ減らしたい、ということなのでしょうが、だとしたらまずするべきは「ちゃんと文章を理解する力を上げる」の一択ではないでしょうか。 仮に設問を覚えながら文章を読み進められたとしても、文章を理解していなければ正確に解けません。 万が一、あまり思考を必要としないいわゆる指示語の問題のような表層読解の力をみる問題であれば、あるいは何らかの効果があるかもしれません。しかし、それは時間を短縮して点数を上げるという本来の目的に結果として反することになります。 明確な理由があります。 例えば、皆さんが心配事がある状態で仕事や勉強に取り組んだとして、果たして集中して時間短縮がはかれ、効率が上がるでしょうか。 答えは否、です。仕事や勉強をしていても、どこかで「あれはどうすればいいんだろうか…」とか「今ある問題よりももっとこじれてきたらどうしよう」とか「返事が気になる」といった不安により、作業が意識レベルで分断されるはずです。ものを読んでいても頭には入っていないのです。このような経験は誰でもあるのではないでしょうか。 実は、設問を先に読んでこれを覚えながら解くことはこれに非常に近いのです。 「設問を気にする」ことで頭の中のワーキングメモリを一定容量使うことになり、本来持てる能力をすべて本文読解に使うべきシーンで「ワーキングメモリ不足」を引き起こしてしまい、文章の理解が大幅に減少してしまいます。読解ができなければ、何度も何度も文章を読み直す必要が出てきてしまいます。 つまり、設問を先に読むことで、より問題を解くスピードも、精度も下がってしまうのです。   我が子の国語におけるワーキングメモリを測る 現段階でどのくらい我が子が国語のワーキングメモリを持っているのか、これは知っておいた方が今後の学習の仕方に良い影響がもたらされます。 やり方は簡単です。 60〜100字程度の記述問題をさせてみればすぐにわかります。 ワーキングメモリ不足の子は、主語や目的語もしくは述語がないことがままあります。 これは、本文内容を理解して尚且つそれを踏まえて文章を作成する、といういわばワーキングメモリを二分して作業するため、どこかで無理が生じてしまうからなのです。 あ、ウチの子これだわ…💧 と思われるかもしれません。 でも、安心してください。 これは、本文の内容を理解するのと、文章を組み立てるのに慣れてしまえば解決します。   「論理的思考」は人生を変える 修英塾では、「文章を内容だけでなく、構造的に捉える」練習をしています。 特に、100字要約を行うことでその効果は一定のレベルで出ています。 内容を深く理解し、構造的な視点でも文章を捕まえることができれば、「論理的思考」という一生涯の学ぶ力が身につきます。「論理的思考」を身につけることができれば、能力の飛躍を早くすることもできます。 まさに人生を豊かにする力だと言えるでしょう。 国語力は、人生の舵輪なのです。

新井紀子著「シン読解力」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

現代において読解力はもっとも必要な力である 以前のブログにも書きましたが、RST(リーディングスキルテスト)というものをご存じでしょうか。 これは、「シン読解力」著者の新井紀子氏が膨大な量のデータをもとに作成した「教科書を読む力」を測るテストのことです。 本書によると、「教科書」=「知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書」です。これを自力で読み解く力を測るテストのことをいうそうです。 教科書は、解釈が一意に決まる文書ですから、読み解いた先にある解答は必ずひとつです。それをきちんと自力で把握できるかを調べることができるテストがRSTという訳です。 現在、活字離れと言われて久しいですが、実際は私たちが1日に読む文字数は以前に比べて明らかに増えています。SNSだけが理由でなく、仕事のやりとりが、メールや添付ファイルなどに置き代わったからでしょう。 つまり誰しもに文書を作成する力を求められる時代なのです。 高度経済成長期には、そのような能力はエリートの一部にしか求められていないスキルでした。しかし、現在はメールの普及によってほとんどの職業に求められるようになりました。大量に流れて来る説明文を正確に読みこなし、正しい返答を文書によって行う、ということが当然に期待されています。 さらには、生成AIの台頭により、話がややこしくなりつつあります。 実は、生成AIは、息をするように嘘をつきます。それは設計上避けようがないものであり、その説明は今回割愛しますが、生成AIを使って生産性を向上させようと思ったら、少なくとも生成AIが出力する文書を裏付ける資料や文章を読みこなす能力が必ず必要になります。 その文章とは、さきほどの「知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書」なのです。 それらを自力で読み解く力がない限り、生成AIを使うことでかえって生産性が下がる可能性があります。 そういう意味で、現代において、もっとも必要なスキルの1つが「読み解く力」つまり読解力であると言えます。   RST(リーディングスキルテスト)とは? 実際に行われているRSTの問題を紹介します。じっくりではなく、できるだけスピーディに解いてみてください。 Q 次の文を読みなさい。 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。 【文】セルロースは(   )と形が違う ①デンプン  ②アミラーゼ  ③グルコース  ④酵素                               (新井紀子著「シン読解力」より抜粋) 化学の知識がなくとも、答えは①のデンプンだとお分かりになるでしょう。 しかし、この問題を出されてアミラーゼを答えていた生徒が多かったそうです。 お分かりでしょうか。 これはまさに教科書を読むことができない生徒が多いことの証左なのです。   私が国語教育を志した理由 このような現象はなぜ起こるのか、ということも検証されています。 著者は、子ども達の「学習言語能力不足」を挙げています。 現在、日常会話で使う「生活言語」と教科書で用いる「学習言語」は、構造も語彙も異なります。生活言語だけで育った子どもは、抽象的・論理的を理解できず学習が止まってしまいます。 生活言語のレベルが教科書と同等ならば問題はないのですが、ご存知SNSに出てくる文章は、誰もが好きな時に好きなだけ発信できます。当然、推敲などという面倒な作業はありません。 だから、文法的にめちゃくちゃな上、何が言いたいのかわからない文章がごまんとあります。 それを読んで手前勝手な解釈をしてコメント欄が荒れるという救いのない場面もたくさん見ます。 そんな生活言語だけで育つと、教科書を理解できないため自学が不可能となります。 そして、新井先生曰く、今の学校教育だけでは言語能力は十分に伸びず、特に15歳前後を境に成長が停滞する傾向がある傾向があるというのです。これは仮説ではなく、膨大な試験、データ、統計に基づく確かなものでした。 「シン読解力」を読んで膝を打つ、というよりむしろ背筋が冷たくなったことを覚えています。 私自身のとっていたデータから言っても、まさに中3前後で学力が停滞する子どもは、多くが模試の国語の成績が良くない、もしくは授業を理解する力が弱い言語力に不安を抱える子達だったのです。 何よりも私自身学生時代、国語が絶望的に苦手であり、まさに中3の時期に成績が頭打ちになるどころか、どんどん下がるという同じ現象を身をもって経験していたのです。 そんな子どもを増やしてはいけない、と強く思いました。   生活言語と学習言語は違う ここで、少し付け足しをしておきます。 先ほど15歳前後を境に成長が停滞する、という話をしましたが、ここにある傾向があります。新井先生の話と私自身の経験がピタリとあったもう一つの例です。 それは、停滞する原因は数学や理科であることが多いことです。 これは先ほども述べたように、言語が、日常会話で使う「生活言語」と教科書で用いる「学習言語」に分かれていることに起因します。いくら日常生活で言葉を多く使っていたとしてもそれは「生活言語」の中での話です。 「どうして?」という言葉一つをとっても、単に理由を聞いているのか、「そんなことを言わないで」という懇願だったり、「なぜ今のタイミングでそれを言うのか」といった様々な意味合いがあります。文脈や関係性によって、またその時の声質で異なるのです。だから言葉はとても豊穣かつ潤沢とも言えます。 しかし、そのような言語表現は、残念ながら「積み上げ」する性質を持ちません。 「積み上げる」性質を持つのは、学校での教育で使われている言語、つまり教科書で使われている言語である「学習言語」です。これを習得していないと、それを中心に組み立てられる科目である数学や理科(高校生であれば特に物理・化学)でついていけなくなる現象が起こってしまうということなのです。 本を読んでいても、国語の成績が良くないケースも原因はこれに当たると思います。 いくら小説で日常的な生活言語を覚えても、学習言語の習得がされていないからです。   対策は? 「じゃあ、どうすれば読解力がつくの?」と聞かれそうですが、残念ながら「こうすれば読解力がつく」と言う最短にして最速の方法はありません。 地道に積み上げること、じっくりと焦らず丁寧に積み上げることしかありません。 様々な道がありますが、まずは「語彙力」です。 時間がない中で覚える、となると語彙力プリントや語彙力テキストを使って機械的に覚えていくことになってしまいますが、できれば、低学年の中から先生や保護者の方が絵本の読み聞かせや童謡を歌わせるといったことで体から語彙を獲得させるのがベストです。学年が上がってくれば、その中に科学的読み物も入れて読んであげたりすると良いでしょう。 できれば、親や先生以外で、年輩の方と話す機会が多ければ多いほど言葉を覚えます。 ただし、辞書で調べるのは基本的な語彙が備わっていないと使いこなすこと自体が難しいです。 テキストで覚えるにしても、下手をするとその語彙の説明を読んでもわからない、ということもあるかもしれません。その場合は、時間はかかりますが周りの人間が例えを使って説明していくしかありません。 語彙力が少ない場合や低学年の場合は、実際のケースを見聞きしてそこから「ああ、こんな意味なんだ」と理解させる帰納法が、語彙力をつける良い方法です。 語彙力がつき、学習言語を習得すると、抽象的な説明を読んで自力で意味が理解でき、具体的な事例に落とし込めるようになります。これを演繹法と言います。 語彙力がついてくれば、実際に文章を読む上で読解に必要な力のうち何が足りていないのかの分析をし、それに対して手を当てていく必要があります。 それは、集団の授業ではできません。 だからこそ修英塾の国語指導は完全個別1対1なのです。 読解力の習得には、本人のやる気や好奇心は当然のこと、時間がかかります。 よく受験学年になって、慌てて問い合わせをしてくるご家庭が多くあります。 お子様の状況にもよりますが、ある程度の読解力をつけるのに年単位で時間がかかることも珍しくありません。 場合によっては2年や3年以上かけてじっくり読解の力伸ばしていく必要がある子どもだっているのです。 「塾に行かせて力をつける」ことも大切です。 長文の読み方、記述の答え方、設問の分析の仕方などそこでしか学べないことがたくさんあります。 しかし、実は母語の習得には、ご家庭での取り組みこそが大きく影響することがわかっています。 以前のブログでもお伝えをしているのですが、言語能力のほとんどは遺伝ではなく家庭環境に原因があることが分かっています。 育児や仕事で時間がない中、保護者は大変です。 しかし、どうかわが子に豊かな人生を歩ませるために、ご家庭での取り組みも大切にしていただきたいと思います。

2025年冬期講習開講します【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

2025年冬期講習開講します。 この機会に国語を学んでみませんか? 現在、おかげさまをもちまして通常授業についてはほぼ満席となっております。ただし、期間を限定した冬期講習ではご対応しております。 修英塾の冬期講習では、内容やスケジュールを自由にお決めいただけます。 短い期間で国語の力を伸ばしたい、集中して国語を学びたいとのご要望にお応えいたします。 授業内容、レベル、日程、回数は冬期講習のご受講前にお話合いのうえ決定いたします。   基本日程 12月23日(火)から12月28日(日) 1月6日(火)から1月7日(水) ※12月29日(月)から1月5日(月)まで休校となります   読解力強化講座(小学生・中学生・高校生) 国語・現代文の読解力・記述力を上げたい方のための講座になります。 母語である国語はすべての科目の土台になるものです。国語の力をつけることによって、さまざまなことへの理解が深まります。その意味で決して独立した科目ではないのです。 すべての科目の点数を上げるために、国語の力を伸ばしませんか? 修英塾では、集団指導では決してできない1対1の国語個別直接指導にこだわって授業をしております。 授業内容、レベル、日程、回数は冬期講習のご受講前にお話合いのうえ決定いたします。 対面のみならず、zoomでの受講にもご対応いたします。 現在、zoomでの授業を受けている方も多数おられ、安心してご受講いただけます。 まだ通塾されていない方ですと、6,600円/55分の枠もしくは、10,200円/85分の枠、13,800円/115分の枠(1回分)でご受講いただけます。   古文読解強化講座(高校生) 高校生の学習において大きな壁があります。それは、「古文」です。 なかなか他の科目に時間を取られ、どうしても後回しになりがちな科目です。 なんとなく丸暗記でやり過ごしていたら、本格的に分からなくなったという方も多いと思います。 修英塾の冬期講習では、内容やスケジュールを自由にお決めいただけます。 短い期間で古文の文法を学びたい方から来年の受験で共通テスト9割得点を狙いたい方まで、さまざまなご要望にお応えいたします。 授業内容、レベル、日程、回数は冬期講習のご受講前にお話合いのうえ決定いたします。 対面のみならず、zoomでの受講にもご対応いたします。 現在、zoomでの授業を受けている方も多数おられ、安心してご受講いただけます。 まだ通塾されていない方ですと、6,600円/55分の枠もしくは、10,200円/85分の枠、13,800円/115分の枠(1回分)でご受講いただけます。

要約力をつけると国語の成績は伸びる【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

要約力は読解力の礎 国語学習における要約の重要性については、多くの方が様々なメディアで語っており、今更大きく取り上げるものではないのかもしれません。 したがって今回は、入試のプロの目線でなぜ要約が良いかをお伝えしたいと思います。 「要約力が必要な理由」はとてもたくさんあります。 ですが、今回は入試に関わる部分において以下の3つを取り上げたいと思います。 ①入試問題でも要約は出るから ②分からなかった授業が分かるようになるから ③頭の中がカオスから整理されてくるから   ①入試問題でも要約は出るから 実は入試問題の論説文、評論文、説明文、随筆文で必ず出題される問題があります。 それは、「筆者の主張は何か」というものです。 主張こそが要約の骨格なのです。 どういうことなのかご説明しましょう。 要約文は(400字など極端に長いものを除いて)主に筆者の主張をピックアップし、それらをまとめたものになるということです。 文章には、随所に筆者の主張が散りばめられています。 それは当然、筆者が言いたいことを読者に伝えたいからです。 例えば、論説文を例にします。 筆者の主張(類比・対比・抽象化)を読者や聞く人に伝えるものが論説文ですが、ただ主張を言っても面白くないし、根拠がないため説得力に欠けます。 そこで、主張に説得力を持たせる肉付けをする作業が必要になります。 それが、「例示」「事実(エビデンス)」「比喩」などです。これらを加えて読者や聞く人に納得をしてもらい、主張を伝えるのが論説文の重要な存在意義になります。 ですから、例示をした後、事実を述べた後、比喩で分かりやすく伝えた後それぞれに、主張は置かれます。 何度も形を変えながら、でも本質的には同じことを言い続けるのです。 例えば、即席論説文で「旅の良さ」を伝える文章を作ったとしましょう。 こんな感じです。 私は、「旅」は素晴らしいものだと思っている。 若い頃、中国に旅したことがある。右も左も分からない私に対し、普通ならば「騙してやろう」と近づいてくる人がいてもおかしくない。しかし、その人は違った。私が買い物をしようとしたときに、「それは高すぎる。買うなら、これくらいに値切りなさい。」と片言の中国語しか話せない私に変わって値段交渉をしてくれ、観光案内までしてくれた親切な人がいた。何も見返りを求めずに。 なぜそんなに親切にしてくれるのか、と聞いたら、自分も若い頃日本でとても親身になってくれた人がいて、とても感動したのだ、とのことだった。 こんな人もいるんだ、と若い私は感激したものだ。 以来、この国にとてもよい印象を持っている。 この価値観は「旅」をしないと身につかない。「旅」は価値観を持たせてくれるのだ。 また、ある高校で、1年間好きに使ってよい時間があったら、何をしたい?というアンケートをしたところ、実に3割の生徒が「旅」をしたいと答えたのだ。 「旅」が自分の殻を打ち破る何かをもっていることを皆、感じているのだ。 つまり、「旅」は自分を成長させてくれるのだ。 ・・・ さて、これが論説文の典型的な型になります。太字は主張になります。 この文章は、主張から始まり、具体例→再び主張→事実→再び主張→・・・という具体→抽象の流れを持つ論説文です。 このように構造上、論説文には必ず主張が何度も出てくる必然性があります。 要約は、その主張を抽出し、まとめる作業のことなのです。 つまり、主張を見つけること自体が要約作業の一部なのです。 要約をするためには当然主張をきちんと見つける必要があります。 言い方をかえれば、要約ができるならば主張を見つけることもできる、ということなのです。 話を戻しましょう。 だいたいの入試問題では、筆者の主張は最後のあたりにくることが多いでしょう。でも、それだけではないのです。 実は、途中の設問でも主張に関する問題はあることが多いのです。 要約ができれば、主張を見つけることもでき、主張を見つけることができれば、主張を問う設問にも答えられる、というのが「要約力をつけると国語の成績は伸びる」所以です。   ②分からなかった授業が分かるようになるから 要約ができることと主張がわかることはイコールということをお伝えしましたね。 もう一つ、重要なことがあります。 それは、主張をつかむことができれば文章題のみならず、授業を聞いていても要点がきちんと掴める、ということです。 いや、本来授業は要点がちゃんと分かるものであるべきだ、というご意見、ごもっともです。 しかし、そうでない授業が多いのも事実です。 このときに、要点が掴めるかそうでないかで家庭学習の質が変わります。 家庭学習の質が悪ければ、成績も伸びませんし、本人は「やってもやっても身につかない・・・」とやる気を失いますよね。 授業が分かるようになる、というのは学習においてとても重要なことなのです。 また、一部の私立中学に通う子や高校生にもなれば、予習することが当たり前になります。 そのとき、教科書を読んで理解できないとすればどうでしょうか。 予習ができず、学習がはかどりません。 教科書って理解できないの??そんなことってある?? あるんです。 教科書は必要最低限の言葉で(つまり言いたいことのみで)構成されています。 なんの装飾もないので、読む力がないと理解ができないのです。 そこは、新井紀子先生の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」で詳しく書かれています。とても刺激的で将来を憂いるに十分な材料が盛り込まれた文章です。ぜひ一度読まれることをお勧めします。 反対に要点が掴める力があれば、教科書を読んできちんと理解ができます。 新井先生の高著にもある通りこの差は年齢が上がるにつれ明確な差となって模試などの結果にあらわれてくるのです。   ③頭の中がカオスから整理されてくるから 国語が苦手な子どもの大きな特徴をひとつ述べるとすると、「頭の中がカオス」であることが挙げられます。 「カオス」とは何か。 「論理エンジン」で御高名な出口汪先生もおっしゃっています。 カオスとは脳の状態で、情報が整理されていない状態をいいます。 国語が苦手な子どもは頭の中がカオスであり、明確な論理の道筋がないため、物事をすべて感覚で捉えがちです。したがって、「AだからB、BだからC」という明確な言葉によるロジックが組めないのです。 昨今SNS上である争いごとにも、カオスの脳状態でカオスな文章を書き、読む側もロジックがないためカオス状態で読み、「きちんと主張を書けない」側と「きちんと読み取れない」側の齟齬につぐ齟齬が繰り返されているように思います。 しかし、文章を主張をもとに構造的に捉えられると、頭の中にあるカオスが整理されていきます。 感覚ではなく、言語によってすべてのことが表されてきます。この状態を「明晰」といいます。 これは、すべてのことがきちんと言語化され、論理的に組まれている状態です。 こうなると、例えば選択肢がなくとも正解を記述できる力が身に付くのです。 要約ができることは、文章を主張をもとに構造的に捉えられる、ということにつながり、それによって脳が「明晰」状態へとつながっていくのです。 さて、今回は要約についてお伝えをしました。 そしてその要約の手順を見える化し、分かりやすく練習できるメソッドが修英塾にはあります。 体験授業でその一部をご紹介いたします。

若干名生徒新規募集いたします【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

体制の更新による新規募集を行います この度、優秀な国語のエキスパートスタッフも加わってくれ体制が更新されたことから、新たに生徒を受け入れられる体制になりました。これもひとえにお通いいただいているご家庭のおかげです。 本当にありがとうございます。 よって、若干名ではありますが、生徒を募集いたします。 国語・化学専門ですが、他の教科についても指導の幅が増えてきました。 現在も、物理や数学、理科を受講されている方もいらっしゃいます。 また、残念ながらその中で、ご好評いただいていた短期入塾制度を廃止することとなりました。 大変心苦しいですが、これからも子ども達の成績の伸長のため、頑張っていきます。 東海中学、南山中学女子部、滝中学をはじめ県外難関中学を目指したい方 東海高校、滝高校、旭丘高校、明和高校をはじめ難関高校を目指したい方 大阪大学、名古屋大学、その他国立大学をはじめ難関大学を目指したい方 ぜひお早目のお問い合わせをお願いします。 今後とも国語専門個別指導 修英塾のご愛顧よろしくお願いいたします。

内申点の取れるレポートの書き方【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

理科の実験レポートの書き方が分からない!という人に 今回、内申点をどのようにして取るのか、のレポート編第2弾となります。 まずは、おさらいしましょう。 内申点は3項目ありました。 ①知識・技能 ②思考・判断・表現 ③主体的に学習に取り組む態度 です。 ①の知識・技能は主に定期テスト・小テストなどの点数になります。(テストにも項目があり、②に該当する問題もあり、主に応用問題になります) ②思考・判断・表現は、「論理的に分かりやすく根拠をもって人に伝えられるか」が採点基準となります。 ③の主体的に学習に取り組む態度は、「新たな疑問を持ち、率先して調べて結論を導き出しているか」が採点基準です。 ※第一弾はこちらからどうぞ 内申点の上げ方【愛知県日進市香具山の国語専門個別指導塾】 – 国語・化学専門 個別指導 修英塾 日進校   オリジナルのレポート作りにこだわる 「運動」単元の理科実験レポートを例にしましょう。 斜面の角度を変えて台車を滑らせる際の速度変化を調べる実験のレポート考察です。 例えば、以下の評価Bの考察内容をご覧ください。 【評価B】 斜面の傾きが大きくなるにつれて、斜面に平行な下向きの力が強くなり、速さの変化量が大きくなった。 地面との摩擦や空気抵抗との関係はどうなるのかが気になった。 至極まっとうな考察で、とくに変なところは見当たりません。 では、評価Aを取るものはどうでしょうか。 【評価A】 斜面の傾きが大きくなるにつれて、斜面に平行な下向きの力が強くなる。これは、ばねばかりで確認できた。また、斜面の傾きが大きいと速さの変化量も大きくなることが分かった。 地面との摩擦や空気抵抗との関係はどうなるのかが気になったので、調べてみたが、空気抵抗はかなり小さくあまり考える必要がないことが分かった。地面との摩擦については、摩擦係数や台車の重さが関係すること分かったが、かなり難解なため今後勉強していきたいと思う。 さて、評価BとAの違いが分かりますか。 いくつかポイントにしていきましょう。 ①まず、書く量が違いますね(笑) 社会に出ると逆のことを言われることは多いのですが、中学生のレポートはしばしば量で熱意を測られることが多いのです。 本質をついた内容であれば簡潔であってもそれでよし、というよりむしろそれがよいとされますが、それができるのは社会に出た大人であり、そういう訓練もしておらず、語彙力もまだまだで経験もない中学生にそれを求めても、可哀そうです。 「量は質をともなう」とは私の個人的な信条ですが、そのように量を書いていくことでだんだんと無駄を削いでいく力が自分の中に生まれてきます。まずは困ったら、量を書くことをしてみたらどうでしょう。 ②明確な根拠を書く 実験の考察を書く際に根拠(エビデンス)は必要です。ここでは、「これは、ばねばかりで確認できた。」という文章です。さらにその根拠が実験による数値を伴うものであればなおベストです。これは意識するだけでできますよね。 ③図がある 単純ですが、視覚に訴えわかりやすく伝えることはとても効果的です。図や表にして表記するだけでいかにも良いレポート感が出ます(笑)これもちょっとした工夫しだいでできることですね。 ④新たな疑問を考え、調べ、抱負を書く いかに詳細で的確な内容のレポートを書いてもそれだけではよいものとは言えません。 いわゆる他人事なのです。これを自分の事として捉え、書くことでオリジナルの良いレポートとなります。 実験の中で新たに生じた疑問に対し自分で調べてみる。そこで解決することが大切なのではなく、その問題にどう向き合うか、そこが大切なのです。たとえ、調べても分からない場合は、正直にそれを書き「わからないが、調べていきたい」と書くのです。「しらじらしい」と格好つけて書かないのも、内申点を取るために必要な手段と捉え書くのもあなた次第です。   理科にかぎらない 「レポートを書くことがない」という学校も多くあります。 では、この技術はまったく役に立たないかというと、そうではありません。 究極は、オリジナルのレポートを書くこと、つまり他の人が書けないものを作ればよいのです。 といっても、挿し絵豊かな絵本テイストの凝りに凝った個性的なものを作るのはいけません。AIを使って文章を作成し、だらだらとした長文をうつす作業などはもってのほかです。 ※ちなみに、AIもたくさんの種類があり、内容よりも文章量や文法を重視するAIもあります。つまり、内容に偽りが多く入ってしまうということです。あまりにも文章が立派に見えて(実際はいささか不安定な文章だったりします)内容に目がいかないことがありますが、注意しないと虚偽内容が普通に入っています。 レポートの細かい書き方は今回に加え、以前にもブログに載せております。 まだ見ていない方、見たけど忘れた方はこちらからご確認ください。 内申点の上げ方【愛知県日進市香具山の国語専門個別指導塾】 – 国語・化学専門 個別指導 修英塾 日進校 一番は、問題や鑑賞した作品、実験結果や調べた物事を、自分事として捉え一人称の目線で書くことです。   実はグループワークでも必要 くどいかもしれませんが、 「自分事として捉えるか」 「論理的に分かりやすく根拠をもって人に伝えられるか」 「新たな疑問を持ち、率先して調べて結論を導き出しているか」 が、今回の大きなポイントでした。 実はこれ、グループワークでの採点基準にもなっています。 グループワークとは何かというと、文字通りグループになって数人単位で何らかのワークを進める、もしくはディスカッションを行うことです。 公立私立問わずこれを実践する学校は多いです。 理由は簡単です。 上記の三項目の実践具合がすぐに判断できるからです。 自分がやらなきゃ、と思って率先して意見を出し、それらをグループメンバーに分かりやすく説明し、ゴールを設定した上で皆で協力してそこに向かって分担作業もしくは話し合いをしていく様子は、その気がない生徒と比べるとその違いが明明白白です。 学校の先生からしてみると、これほど評価点に差がつけやすい学習スタイルはないのです。 レポートをきちんと作ることができれば、グループワークだってできます。 「無理」と言わずに、まずはなんでもやってみることです。

夏期講習概要です【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

夏期講習の募集を行います 7月下旬より8月末まで、当塾では夏期講習をおこないます。長い夏休みを利用して、国語を集中して学ぶのはいかかでしょうか。 当塾の授業はすべて一対一の個別指導です。 大手集団指導塾と違い、個別指導ならではの単元を絞った短期超集中型学習を行います。また、お子さん一人ひとりに対応するフリー講習もおこないます。基本時間や回数はありますが、お電話やご面談にてお子様の現状と目標を把握させていただき、授業時間の変更、回数の増減など、夏期講習の目標(テーマ)の決定などを行います。 来春に受験を控えた方々は、この時期から過去問演習を本格的に始めるとよいでしょう。志望校や併願校を見据えた問題演習も行います。 もちろん、受験生ばかりではありません。公立小中高生で中だるみしてしまっている方、私学などの内部進学生で1学期内容に不安がある方、帰国子女のお子様で国語力を高めたい方など、個別指導ならではのいろいろな需要に応えた授業をおこないます。 夏期講習期間は、午後13時より授業をおこないます。愛知県日進市香久山の当塾での対面授業、オンライン授業のどちらかをお選びいただけます。 なお、夏期講習の受講の前に、体験授業を受講することもできます。 体験授業を経て、夏期の受講をご判断されるのがおすすめです。 通常、苦手を得意にすることはかなり難しいといわれています。 しかし、短期間に思い切って的を絞り集中して効率の良い学習をすることで大幅に学力が伸びることはあります。かく言う私ももともとは国語が大の苦手でした。いえ、大どころではありません。特大です。 ところが、読み方、考え方、解き方のコツをつかむと自主学習に非常に効果が出てきたものです。ちょっとしたきっかけです。 この夏で、皆さんにも勉強の仕方を始めとして学習のコツをつかんで欲しいと思います。

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