教室ブログ

研修一覧

※医学部医学科三輪講師監修 医学部志望者に伝える「国語力という名の生存戦略」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導】

みなさん、こんにちは。 今回は、医学部医学科在籍の三輪講師に監修してもらい、ブログにしました。 個人的には非常に貴重な内容ではないかと思っています。 三輪講師曰く、「医学部は理系だから、数学と理科ができれば合格できる」 もし心のどこかでそう思っている人がいるのなら、それは、手術室にメスだけ持って入り、麻酔も止血鉗子も持たないような無謀な振る舞いと同じ、だそうです。 手厳しい…💦 なかなか過激な表現で始めましたが、確かに私自身多くの医学部生を送り出し、卒業して現場に出ている教え子達と話している中で言えることがあります。 それは、「医学とは、究極のコミュニケーション学であり、読解の学問である」ということです。 なぜ医学部において、そんなことが言い切れるのでしょうか。 そのエビデンスを、受験、大学生活、そして臨床現場という三つのフェーズから説明しましょう。 受験の現実 国語が「合否の防波堤」になる まず、目の前の入試についてです。多くの国立医学部では、共通テストの国語(200点満点)が課されます。二次の配点比率が高い大学もありますが、ボーダーラインが9割近くになる医学部受験において、国語での失敗は致命傷になります。 ここで見落とされがちな事実があります。大学にもよりますが、二次試験に配分される共通テストの数学(1A・2B)の合計点と、国語の配点がほぼ同等に設定されているケースが少なくないことです。 つまり、数学と同じだけの比重を持つ科目であるにもかかわらず、軽視されやすいのが国語なのです。 理系科目においては受験生同士の差が生じにくいくらいみんなハイクオリティで仕上げてきます。正直、数学や物理で差をつけるのは非常に難しい。 しかし、国語はどうでしょうか。 多くの理系受験生が国語を軽視し、対策を後回しにします。ここで安定して共通テスト現代文で8割、9割を取る「読解の型」を持っているとそれが理系科目で万が一計算ミスをした際の強力なバックアップ、いわば「防波堤」になります。 しかも、国語(現代文)の学習においては、こと読解力の習得という点で言えば、膨大な時間とコストがかかり、現代文の対策を後回しにした結果、受験までに間に合わない可能性が大いにあります。 筋肉がすべてのスポーツの基盤であるように、語彙力が国語の基盤です。その語彙力を身に付けるのに多くの時間がかかり、さらにそれらを使ってさまざまなジャンルの文章を読む力を少しずつ少しずつ身に付けていき、読むことができる文章レベルをゆっくりと少しずつ上げていきます。 国語力とは、コーヒーをドリップするようにじっくりと身に付くものなのです。 だからボーダーラインが9割近くになる医学部医学科受験において、国語(現代文)は、学習計画も含めて失敗が致命傷になることがあります。 加えて近年の入試問題の傾向を見ると、理科や数学の問題文自体が長文化し、複雑な条件設定を読み解く力が求められています。 「問いが何を求めているのか」を瞬時に、かつ正確に把握する力——これは国語力そのものです。 問題文の読み違えで失点する生徒は、数学ができないのではなく、さらにちゃんと読んでいなかった凡ミスでもなく、国語ができていない可能性も否定できないのです。 …ネガティブな話ばかりをしてしまいました💦 しかし、視点を変えれば、国語(現代文)ができるというのは他科目に比べ、大変に有利なんです。 国語は英単語や理科のように膨大な暗記を必要とする科目ではなく、一度読解の型を身につければ安定して得点し続けることができます。そのため、早い段階で基礎を固めておけば、直前期に国語学習に多くの時間を割く必要がなく、理科や数学にリソースを集中させることが可能になります。 まさしくこれは受験戦略上、非常に大きなアドバンテージになります。 大学生活:膨大な情報を「構造化」する力 晴れて医学部に合格したみなさんを待っているのは、長い歴史の中で人類が積み上げてきた膨大な医学知識との格闘です。解剖学、生理学、薬理学……。これらを単なる「暗記」で乗り切ろうとする学生は、必ずどこかでパンクします。 医学書を読み、最新の論文を読み解く際に必要なのは、情報の「構造化」です。「この症状の主因は何か」「それに対する仮説はどこにあるか」「論理的な飛躍はないか」——これらを判別するのは、国語の時間に培った「段落の関係性」や「論理構成」を把握するスキルです。 これは、まさしく当塾で行う「構造読解」にあたります。 構造読解の重要性は、「どんな文章をも読解できる汎用性のある論理的思考」であることに尽きます。 そして、当塾で行うもう一つの修英式読解メソッドである「論理読解」による「クリティカルシンキング」は、医学において批判的に読む姿勢を求められた際に最大限に生かされます。 患者さんの価値観や意向、最新の医学的エビデンス、医師の経験を統合し、目の前の患者さんにとって最適な治療を決定する医療の在り方であるEBM(Evidence-Based Medicine)では、論文のデザインやバイアス、統計的有意差と臨床的意義の違いを読み解く力が必要です。 これはまさに、文章の前提・主張・根拠の関係を分析する高度な読解力に他なりません。 膨大なテキストからエッセンスを抽出し、自分の知識体系に組み込む力。 このスピードと精度こそが、進級を左右し、国家試験の合否を分けるのです。 臨床現場:言葉は「診断」と「治療」の道具である 次に、医師になった後のことを想像してください。 医師の仕事は、患者さんの話を聞くことから始まります(問診)。 患者さんは必ずしも論理的に話してくれるわけではありません。不安、痛み、混乱の中で発せられる断片的な言葉の中から、隠れた真意を汲み取り、背景にある文脈を読み解く力が必要です。 これは、小説の読解で登場人物の心情を「客観的根拠」に基づいて推察する「論理読解」におけるプロセスと全く同じなのです。 医療ミスをして「患者さんの求めていることをつかみ取れなかったから仕方がない」では済みません。決して大げさではなく、読解力が人の生死を分けると言っても過言ではありません。 当たり前ですが、患者さんの背景が一様ではありません。 高齢者、幼い子ども、日本語に不慣れな外国人、あるいはコミュニケーションに障害を抱えた方など、医療現場では「正確に言語化された情報」が得られない場面が日常的に存在します。 例えば、高齢者では症状の表現が曖昧であったり、幼児ではそもそも症状を言語化すること自体が困難です。また、外国人患者では言語の壁が存在し、伝えたい内容がそのまま伝わるとは限りません。このような状況において医師に求められるのは、断片的で不完全な言葉の中から本質的な情報を抽出し、相手の感情や意図まで含めて理解する力です。 すなわち、「何が言われたか」だけでなく、「なぜそのように語られたのか」「その背後にどのような不安や訴えがあるのか」を読み取る力が必要になります。この能力は単なる知識ではなく、読解力と共感力に支えられたものであり、医師としての価値を大きく左右します。 名医は、例外なく高い読解力を有するのです。 さらに臨床では、得られた情報をもとに鑑別診断を構築する必要があります。どの情報が重要で、どの情報がノイズなのかを選別し、仮説を立て、検証する。この一連の思考過程は、文章読解における「主題の把握」と「根拠の整理」と極めて類似しています。すなわち、読解力はそのまま診断推論能力に直結しているのです。 医師にとっても、患者さんにとってもとても重要なインフォームド・コンセント(説明と同意)の場面を考えてみましょう。 専門用語を並べるだけでは不十分です。相手の理解度や感情に合わせ、最も適切な言葉を選び、納得感のある説明を組み立てる。これは単なる説明ではなく、「相手に伝わる形に再構築する」という高度な言語運用能力を必要とします。 さらに医療はチームで行われるものです。 看護師や薬剤師、他科医師との情報共有においても、曖昧さのない正確な言語化が求められます。カルテ記載一つをとっても、事実と解釈を区別し、簡潔かつ論理的に記述する力が不可欠です。 「言葉の処方」を間違える医師は、どれほど医学知識があっても、信頼を勝ち取ることはできません。 国語力とは、単に日本語を操る力ではありません。「論理的に思考し、他者の世界を正確に理解し共感し、自分の意志を誤解なく伝える力」です。 そしてそれが受験生全体にも求められている力です。 だから、共通テストでは、現代と大きく時代背景や思想が大きく違う近代文学に登場する人物たちへの共感が求められるのです。 良い医師を目指すために、みなさんにはどうか正しい国語力を身に付けてほしいと心から願っています。

見るだけ勉強は時間の無駄?国語専門塾が伝える、RASによる「手を使う」語彙力アップの科学【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

今回は、国語(現代文)における学習で最も大事な一つである語彙力について書き留めたいと思います。 対象は、小学6年生以上になります。 小学生中低学年は別のブログでお伝えしておりますので、よろしければそちらをご覧ください。 賢い子に育てる家庭での会話【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】 - 修英塾 日進校 賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~初級編~」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】 - 修英塾 日進校 賢い子に育てる「最高の読み聞かせ~上級編~」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】 - 修英塾 日進校 修英塾でも、小学生から高校生まで指導を行っていますが、国語(現代文)が不得意な子の共通点として語彙力不足が挙げられます。 で、これまた困ったことに多くの子が同じ覚え方をするんです。 それは、何度も読むという方法。 子ども達に「どうやって覚えたの?」と聞くと、「何度も読んだ」と誇らしげに言うのです。 ちょっと待って…💦見るだけで覚えられるの? そんなことができるなら、塾で学習する必要なくない? とかいろいろ考えてしまいます。 残念ながらこの方法、もっとも楽でコスパがよさそうに見えるのですが、はっきり言うと最悪の学習法です。 最近は東大生というブランドがSNSで多いに需要があるせいか、様々なシーンで見かけます。で、多分に漏れず私が眺めるSNSでも東大生が発信する勉強の仕方の動画コンテンツがたくさん流れてきます。 結構面白いので掘り下げて見ていくと、視聴者数狙いのインパクト重視で中身があまり伴わないコンテンツ以外は、ちゃんとみんな内容が共通しています。 決して目新しいものではなく、「そりゃそうだよね」という内容。 ズバリそれは、 さぼらずやり続けること 手を使って書くこと です。 面倒で、粘り強さが必要なためぱっと見今の時代に合っていないような印象を受けるのですが、結局真理はそういうことなんです。 確かに興味のある内容だったら、読むだけで頭に入ることもあると思います。 しかし、語彙に興味のある人なんて、物書きの人や国語に携わる我々のような人間以外はほぼ皆無(笑)。 だからこそ正攻法で語彙力を攻略する方法について、国語専門塾の立場と、科学的エビデンスを以ってお伝えしたいと思います。 「ペン先」が脳を強制起動させる~手は「露出した第二の脳」である~ 国語の成績が伸び悩む生徒の多くに見られる共通点、それは「語彙学習を眺めるだけで済ませている」ことです。英単語でも漢字でも、ただ言葉を視覚的に追うだけの勉強は、脳にとって「受動的な作業」に過ぎません。これに対して、ペンを握り、自分の手で文字を書き記す行為は、脳科学の視点から見れば全く異なる次元の運動なんです。 人間の手、特に指先には膨大な数の末梢神経が集中しており、脳の広い範囲と直結しています。カナダの脳外科医ペンフィールドが作成した「ホムンクルス(脳の中のこびと)」の図を見れば一目瞭然ですが、脳の運動野や体性感覚野において、手が占める割合は驚くほど巨大です。つまり、手を動かすことは、脳の大部分を直接刺激しているのと同義なのです。これを「手は露出した脳である」「手は第二の脳」などと呼ぶ所以です。 脳には、網様体賦活系(RAS)という機能があります。 これは、今の自分に必要なものだけを瞬時に仕分ける、いわば高性能なフィルターのようなものです。 脳は、目や耳から入る情報すべてをインプットするとパンクしてしまうため、RASが大切と判断した情報だけ脳に送るのです。脳は毎日、目から入る膨大な視覚情報を処理していますが、そのほとんどを「不要なノイズ」として捨て去っています。 つまり、ただ眺めているだけの言葉は、脳にとって「景色の一部」として処理され、記憶のゴミ箱へ直行してしまうのです。 しかし、書き込み作業はRASに「これは生存に必要な、重要な情報だ」と認識を改めさせます。フィルターが書き換えられるのです。このことで、脳は学習モードへと切り替わり、言葉を深く受け入れる準備を整えるのです。 ペン先から伝わる振動が脳を覚醒させ、集中力のギアを一段引き上げる。 この「脳の強制起動」こそが、語彙習得における最初にして最大のハードルを越える鍵となります。 「視覚」+「運動」のデュアルエンコーディング~二重の楔を打ち込む~ 語彙が定着しないと嘆く生徒に欠けているのは、情報の「多角的な入力」です。文字を目で追うだけの学習は、脳の視覚野という限定的なエリアしか使っていません。これは、試験本番の緊張感の中で「見たことはあるけれど思い出せない」という、最も悔しい事態を招きやすくなります。 そこで重要になるのが、専門用語でデュアルエンコーディング(二重符号化)と呼ばれるメカニズムなんです。 これは、ひとつの情報を「言葉(視覚・意味)」と「イメージや動き(運動)」の複数のルートで脳内に保存する手法です。手書きで語彙を覚える際、脳内では文字の形を捉える視覚情報に加え、ペンを動かす指の軌跡、筆圧、紙の質感といった「運動感覚」が同時に処理されます。つまり、一つの言葉に対して、脳の中に「視覚のインデックス」と「運動のインデックス」という二つの索引が作られるのです。 この二重のバックアップ体制が、記憶の強度を劇的に高めます。 例えば、記述解答で言葉に詰まったとき、「頭では思い出せないが、手を動かしてみたら自然と漢字が書けた」という経験はありませんか。 これは脳に刻まれた「運動記憶」が、視覚的な度忘れを補完した結果です。特に抽象的な概念語が多い現代文の語彙などは、意味を理解するだけでなく、その言葉を「自分の体の一部」として書き慣れておく必要があります。 また、手書きのプロセスには「声に出して読みながら書く」という聴覚の追加も容易です。視覚・運動・聴覚という三位一体の刺激を脳に送り込むことで、記憶の楔(くさび)は何倍も深く打ち込まれます。効率を求めてタイピングやアプリの選択問題だけで済ませようとする風潮がありますが、長期記憶としての定着率を考えるならば、アナログな「書き込み」に勝るショートカットは存在しないのです。 だからこそ、語彙力学習は「言葉も意味も全部書き出す、読む」ことが最も最強なんです。 「書くスピード」が思考を深くする~スロー学習の逆説的な効率性~ 現代の学習環境はタイムパフォーマンスが重視されますよね。 ただし、こと語彙の習得に関しては、その便利さが仇となることがあります。スマホの画面をスクロールする速さや、キーボードを叩くスピードは、人間の「思考の熟成速度」を追い越してしまうからです。これに対し、手書きという行為には、物理的な「適度な遅さ」が伴います。 実は、この「あえて時間をかけること」こそが、語彙を深く血肉化するために不可欠なプロセスなんです。 ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究などでも、手書きをしている最中の脳は、タイピング時に比べてより複雑で広範囲なネットワークが活性化していることが証明されています。ペンを動かし、文字を構成する一画一画を丁寧に綴っていく数秒間。このわずかな時間の猶予こそが、脳がその言葉の意味を咀嚼し、既存の知識と結びつけるための「熟考の時間」を生み出します。 例えば、「乖離(かいり)」という言葉を覚える際、ただ眺めるだけなら0.1秒で終わります。しかし、その複雑な画数を指先に意識しながら書き写す間、脳内では「離れるという意味だな」「対義語は何だろう」「あの文章で使われていたな」といった連想が、無意識のうちに幾重にも重なります。この情報の重なりこそが、読解力に直結する「生きた語彙力」の正体です。パッパと表面を撫でるような学習では、言葉の芯まで熱が伝わりません。 て多くの生徒を見てきましたが、一見遠回りに見える「書き取り」を愚直に続けた生徒ほど、模試の後半で粘り強さを発揮します。彼らは単に言葉を知っているだけでなく、その言葉を使いこなすための「思考の土台」が手書きによって強固に築かれているからです。スピード重視の現代だからこそ、ペンを手に取り、一字一字に魂を込めて脳に刻み込む。 無駄とも思えるその時間が、志望校合格を引き寄せる確かな実力へと変わっていくのです。  

共通テスト古文漢文で満点を取る方法【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

さて、前回の「共通テスト現代文で満点を取る方法」に続き、今回は「共通テスト古文と漢文で満点を取る方法」についてお伝えします。 前回が長すぎたので、今回は抑えます(笑) 古文で押さえるべき3つのポイント 古文は押さえておかなくてはならない3つのポイントがあります。 ①文法 ②単語 ③古典常識 です。 文法は特に「敬語・助動詞・助詞」です。 現代文と違って、「わかるでしょ」ということなのか、わりと主語がない文が多いですよね。主語が分からないと読解ができません。主語の判別は敬語をマスターすることでかなりなんとかなります。 本動詞、補助動詞はもちろん尊敬語・謙譲語は確実に覚えておき、敬意の方向もちゃんと判別できるようにすることでかなり読解がすすみます。 単語については、覚えるだけと言ってしまえば身も蓋もないので、参考までに。 やるとよいのは、古語辞典片手に行うとよいのですが、現代語訳で同じ意味の古語をまとめて覚える、というものです。 古文単語で、最低限共通テストで困らないレベルと言えば、だいたい400語弱なんです。ですから、この学習をしていくとあっという間に400語くらい超えてしまいます。 もちろん必要な単語はほかにもあるので、それだけではいけませんが、かなり単語力強化に貢献します。 また、訳は口語訳も大切ですが逐語訳を中心に行いましょう。とても面倒ですが、文法や単語の学習も兼ねられます。できれば、多くの文章を読むより、一つの文章に時間をかけて丁寧に読み込む方が学習成果は高くでます。 余裕があれば、本文の要約を行うと、自分がどこまで文章を理解しているかが分かります。 古文常識は、そういう参考書を読んでもよいのですが、今はYouTubeというとても便利なものがあります。 古文常識で調べると山ほど出てきます。 これを活用しない手はない。 自分のお気に入りの動画を見つけて楽しく覚えていきましょう。 古文常識は知っているのと知らないのとでは読解に大きな差が生まれます。 ちなみに、古文常識を勉強すると、今も昔も人の考えることは変わらないことが分かって結構楽しめます。 ただ、見るのは信頼性の高い動画にしましょう。 共通テスト漢文で満点を取る方法 攻略法は一瞬で終わります💦結局王道しかないんですよね。 漢文は、古文に比べて苦手意識が強い子が多いんです。まあ、漢字ばっかりですからね(笑) でも、学習時間は古文に比べて随分短くて済みます。 まず、句形と重要単語は必須です。特に動詞や形容詞などはその筆頭ですね。そのあとは漢詩。書き下し文は頻出なので、普段から漢文を勉強するときには「音読」です。言葉の感覚を身につけましょう。 何回も何回も読み続けていると、なんとなく感覚的に漢文の意味や読み方が頭の中に浮かんできます。 そこは言語ですから、英語と同じと考えてよいでしょう。 そうなるまで頑張りましょう。 共通テスト過去問に限らず、漢文全般において、 本文の書き下し文を音読→現代語訳をつくる→本文全体の要約を行うと、満点をとるのに必要な力が養われます。

共通テスト現代文で満点を取る方法【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

さて、大学受験がほぼすべて終了しましたね。 当たり前ですが、4月から学年がひとつ上がります。 これまでになかった焦りが生じてくるのがこの時期の特徴でもあります。 「古文がまったく分からないままここまできてしまった…」 「現代文の偏差値が上がらないのに、共通テストで点数が取れるのか不安」 「古文の学習ってゼロから始めるとなると、どれくらい時間が必要なのかわからない」… いろいろな悩みが出てくると思います。 まあ、これはまだ健全な悩みですが 「理系志望だから国語は共通テストのみ必要だけど、選択肢問題だからなんとかなりそう」 とか思っている方は危ないです。 というのも、大学受験に必要な学習は往々にして時間がかかります。 なかんずく現代文の学習はそうです。 国語の素養があったり、語彙力がとても高かったり、もともと論理的な思考が身に付いていれば、数ヶ月で実力がめきめき上がることもありますが、まずもってお伝えしたいのは、現代文の読解とは、膨大な語彙力を前提として、論説文や評論文での係り受け解析や照応解決、同義文判定などの表層読解に加え推論などの深層読解、小説では場面ごとの心理描写の読み取りなど多岐にわたります。 それらを学ぶ中で、論理的思考を身に付け、それを以ってまた読解の力を上げていくのです。 修英塾では、体験授業をされる際に、正しい訓練を続けたとしても成果を出すのに1年くらいは必要であることをお伝えしています。 個人的には、全科目中最も積み重ねの要素が大きいのが現代文だと思っています。 さて、今回のテーマは「共通テスト」。 一番多くの受験生が受験するこの試験は、偏差値帯がとても幅広くなるため、アドミッションポリシーに基づく一学校で出題される入試問題とは一線を画した特徴があります。 それらの攻略をするためにはただ漫然と問題集を解くのではなく、戦略的でなくてはなりません。今回は、大胆にも「共通テスト現代文で満点を取る」ための戦術を伝えていきたいと思います。 記述問題として解く 共通テスト現代文の大きな特徴として、「すべての答えが本文中にある」ことです。 国語が得意な子どもの中には「え?それ、どの学校でもそうじゃない?」と思う人がいるかもしれません。 しかし、本当にそうでしょうか。 たしかに、本文にない言葉を補って解答を作るということはあまりありません。 そういう意味で、国語は「センス」や「直感」ではないと言えます。 しかし、難関私立大学の、特に小説においては、必ずしも明確に本文に書いていない深い心理描写を読み取って一番適切であろう言葉で答えるということが確かにあるのです。 ところが、共通テストはそれがありません。 小説であっても、です。 文中にある言葉で、的確に必要な言葉を紡いで答えにするという意味で、共通テスト以上に最適な題材はないと言っても過言ではありません。 ですから、それを逆手にとって読解力だけでなく、記述力の向上にも役立てる方法があります。   それは、「選択肢問題を記述問題として解く」ということです。 過去問を解くときに選択問題を記述問題として解いてみると読解力が身に付きます。 これを読んで「なるほど」と一発で分かった方、読解力があります(笑) どういうことかと言うと、設問にたどりついたときにすぐ選択肢を見るのではなく、本文中にある解答に必要であろう言葉を探し出してチェックをするのです。 で、そのチェックした言葉を使って自分なりの解答を作成します。 このとき、記述しても良いですが時間がかかりそうであれば、頭の中でおおまかに解答記述文を作り上げます。その文章と酷似している選択肢を答えとして選ぶ、という訓練です。 …面倒くさいですよね💦 でも、覚えておいてください。 大切なことはだいたい面倒くさいものなのです。 普段からこういった練習をしていると、非常に記述力が高くなるだけでなく読解の力も上がります。 本気で共通テスト高得点を狙う場合は面倒でもやってみてください。 効果はてきめんです。 また、選択肢問題は、答えを出すだけでは訓練として不十分です。たくさんの知識人が受験生を悩ませるために作問しています。これを利用しない手はない。 解答以外の選択肢もすべて精読してどこが本文と違うのかを探してください。見つけたら、選択肢に線を引いて小さく✕を書きましょう。線は短ければ短いほど良いです。選択肢自体の文章全体が本文とずれている場合は、選択肢記号に✕をしましょう。この学習が必ずみなさんの血肉になります。 制限時間との闘い 上述の方法は、少し時間がかかるため、時間を計っての練習には少し不向きかもしれません。 タイムプレッシャーを克服する訓練は別メニューで取り組むと良いですね。 共通テストはとにかく文章量が多いため、過去問を解く時から時間を測りながら解くのが大前提です。 過去問で8割以上の高得点を取っている子でも、平均点が5点以上下がるような年の本番試験では、大幅に難しくなり、時間切れを起こすことがあります。 共通テストで問われるのは、「短い時間で精読し、正確に問いに答えられる情報処理能力」なのです。 そういう意味では、確実に得点が見込める古文漢文を先に解いてしまうのが得策です。 文章は、1回読んですぐに理解できなくとも、こらえて後ろを読むことが鉄則。 なぜなら、後ろにいけばいくほど結論に近づき、分かりやすい表現に変わっていくからです。 心情とそれが変化したポイントを必ずおさえる癖を持つ これはそのままの意味になります。 小説では、場面が動いたところが問題になりやすい。だから、どこでそれが起こったかを把握すればそれだけで点につながります。 なぜか。 それは、「一場面一心情」が小説の原則だからです。 シンデレラ曲線というものがあります。 物語の心情の起伏をグラフのようにしたものです。 ほとんどの小説でこの上下する心情の線が底をつくと、そのあとは上がっていきます。 その底をついたところが、物語の大きく動く転換点(プロットポイント)になります。 転換点はもっとも重要であり、設問でも問われやすいということです。 ただし、あくまで客観的に読むことです。 主観で答えると、点数が安定しませんから。 文章の途中で設問を解く ここで、共通テストの特徴として、「評論文は文章の途中で設問を解くことができる」というのがあります。 念のためですが、共通テスト以外では絶対にやってはいけませんよ。痛い目を見ます(笑) これは読んで字のごとく文章を最後まで読まずに設問を解くことを意味します。 そうすると、じゃあどこまで読むの?と、なりますよね。 分かりやすい基準を作るなら、「傍線部の2~3段落後まで読んだら」設問を見ましょう。 共通テストは、文章全体の理解度を部分ごとに切り取って効果測定します。 したがって、最後まで読まなくても設問をどんどん解いていけるのです。これでかなりのタイムロスを防げます。 資料問題は15分確保する 資料問題は、多少の傾向の違いはあれ、たくさんの表から必要な情報だけを正しく取り出すスキルがいります。対策は過去問練習一択です。 気を付けなければならないのは、他の問題に時間を取られること。 どうしても現代文や古文漢文を優先してしまうため、資料問題は優先度が低くなってしまい、結局時間が足りなくなることが往々にしてあります。 あわせて資料問題は、脳が冷静でないと1問も解けなかったりします。 家に帰ってもう一度やってみたら余裕でできた!なんてことはざらです。 心に余裕がないことが資料問題を解く上で最大の敵になります。 資料問題は15分確保するようにして各ジャンルの時間配分を決めましょう。 漢字は同音異義語を重点的に対策を 共通テストの漢字は、なんらかの模擬試験データをもとに作っているのか、結構間違えやすい漢字を出します。普段の文章読解練習時から文章の中に出てくる漢字を覚えるようにしましょう。 と言っても、漢字は200点中たった10点です。 「直前期で間に合いますよね」と昔ある受験生に言われたことがあります。絶対ダメだと言ってやらせましたが、漢字はとても大切であることを改めて伝えたいと思います。 理由は「漢字をやれば他も点数が上がる」からです。 月並みな言い方ですが、1点が合否を左右することは疑いようのない事実ですよね。 だから、正解率が高くなりやすい漢字はぜひともやるべきなんです。 でもこの言葉、昔からですが受験生にあまり響かないんです。 表面的には納得している様子でも、その後の漢字学習を見てもあまり高いパフォーマンスを発揮しているとは言い難い子がほとんどです。 理由は簡単です。 1点が合否を左右するという実感がないからです。 例えば1点変わると順位が100位変わる、と言われても実際に経験していないとピンとこないのも無理はありません。これは意識の問題なので、正直どうしようもないです…。 実は漢字学習というのは出題されるものだけに効果を発揮するのではありません。現代文において語彙は絶対です。語彙力がなければ文章も読めません。漢字学習をすることによってこの問題を解決することができるのです。 漢字学習は語彙力向上に直結します。語彙力向上は間違いなく現代文偏差値向上につながります。 結局、地道だけど正しい努力をきちんとできた人が合格するのが入試なんです。

2026年共通テスト分析と対策【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

2026年共通テストが行われました。 みなさん、お疲れさまでした。 例年悲喜こもごもの共通テストですが、今年はかなり波乱がおきましたね。 平均点は約116点。 昨年よりも10点以上も下がっています。 100点満点換算で5点以上平均点が下がったのは英語リスニング、数学Ⅰ、数学A国語、物理、地学基礎、歴史総合、世界史探究、情報Ⅰになります。 逆に5点以上上がったのは、英語リーディング、物理基礎、生物基礎、化学、歴史総合、日本史探究でした。 点数の散らばり具合(分散)にもよりますが、平均点が10点以上下がるというのは、人によっては「過去問で160点(8割)くらい取れていたけど、今年120点(6割)だった」なんて人もたくさん出るくらい難易度が変わるイメージと思っていただいてよいでしょう。 各学校の志願状況を見ても、共通テストの結果を踏まえて志望校を1,2ランク下げる子が多くいたと思われます。 ただ、昨年度と比べてなので2023年の105点や2022年の110点という平均点を見る限り、これが適正なレベルなのかな、と個人的には思います。 では、ここから現代文・古文の分析をここからしていこうと思います。 大手予備校ですでに数字を踏まえて精密な分析が出ているため、国語塾の視点から分析をしていきます。 詳しい対策については次のブログで出していきます。   小説が難しくなった 第2問の小説は、昨年度だけでなく従来よりも難化している印象。 出典は現在活躍中の若手作家ではなく、戦後の著名作家遠藤周作の「陰に対して」でした。昨年同様、語彙に関する設問の出題がなく、心情の読み取りが中心となっています。 いろいろな分析を見ていると、「落ち着いて解けば正解できる」「あまり難度は変わらない」ようなことが書いてありますが、そんな馬鹿な…💦いや、ちょっと難しいぞ…、というのが私の感想。   少し具体的に中身を見ていきましょう。 問1は単純に文章内容の説明。 母の指の動きがヴァイオリンを弾く練習であり、勝呂のそばにいてもヴァイオリンへの意識が残っていることに、勝呂が嫉妬めいた気持ちを抱いていることが分かる。この情報だけで解けるため標準レベル。 問2は、父親の心情の理由説明ですが、傍線部の後の「平凡が一番いい」という部分を踏まえれば選択肢が絞られます。ただ、ここでその選択肢の後半部分に「母に対してもヴァイオリンに没頭して家族を顧みない態度をあらためることを求めており、」とあります。ここで少し迷う人がいるかもしれませんが、文章冒頭部分に、勝呂が、病気のおかげで母を独占できたと思っていることや、叔母が母に向かって音楽ばかりにかまけて勝呂を見なかったと言っていることから家族を顧みなかったと言ってもよいでしょう。 やや難しい問題だったかもしれません。 問3は母の悲哀を問うもので、消去法だけで選択肢が絞られる標準レベルの問題。 問4は幼少期の主人公の心情を問う3行選択肢の設問で、これも消去法だけで答えが絞られてしまう標準レベルの問題。 問5は本文の表現に関する頻出の設問です。文章のディテールまで読み覚えていれば難なく解けますが、心情問題でないこの手の設問に苦労する人は多いのではないでしょうか…💦 問6は生徒の対話形式が復活した。同じ作品の別内容を引用部分以外も参考にして問うタイプの問題でこれまでにないものでした。 3行選択肢であり、内容も、自分の幼少期と現在の母に対する思いの変化を深く掘り下げたもので、正解を導くまでに時間がかかったかもしれません。 非日常的な状況での子供の心情の機微を問うものであり、かなり難問でしたね。 評論文もやや難化だが… もっとも特徴的なのは、文章の内容の抽象度。 文章の難度自体は例年通りかな、との印象ですが、人間の情緒や価値観を抽象的に書いており、抽象的な文章にあまり強くない受験生は間違いなく不利。 さらに設問が、紛らわしいため、正確に文章を理解する力が問われる年だったと思います。 文章を一度読んで、4つの選択肢のうち不要な2つは再読することなく消すことができる程度の読解力と記憶力は必要。 抽象的なテーマの文章を積極的に読み込む訓練は必ずやっておいた方がよいでしょう。 共通テストの対策は、「とにかく過去問を解き散らかす(言葉が悪い)」ことですね。 あとは、自分をタイムプレッシャーの中に追い込む。 共通テストは時間との戦いなので、時間をはからずに解くのはNG。 実用的文章題は例年と難度は変わらず 第3問の実用的文章は、昨年(2025年)から導入された新傾向の問題で、全体の構成は、「自分の好きな本を一冊選び、その本にどのような工夫が見られるかについて考えるという課題」に関する問題ですが、【資料】にグラフはなく、全体として作題意図の見えにくい設問が多く、制限時間の中での解答を強いられる受験生にとってはやりにくい問題だったと思われます。 ただ、例年大問3の難度はある程度安定しており、時間をかければ解ける、という認識です。 こういった問題は、時間がないとまったく解けないことがあります。 いかに冷静な状態でこの問題に取り組める状況を作れるか、が勝負の分かれ道になります。 具体的には、古文漢文を先に解いて現代文を解き、第3問に15分時間を残すことができれば落ち着いて解けるのではないかと思います。 次回は共通テスト攻略についてです。

2026年度合格実績【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

個人塾なのでそんなに大人数ではありませんが、今年もたくさんの合格が出ました。 修英塾を卒業した人も、そのまま残った人も、みんなちゃんと巣立っていきました。 こうやって子どもやご家庭のために働けることはとても幸せなことだなぁとしみじみ感じます。 子ども達には、どこの学校に行っても、「努力し続けられた」という事実は変わりません。 誇りを持ってほしいと思います。 そして、その高い能力を自分だけのためではなく、世のため人のため日本のため世界のために生かしてほしい。より良い世の中を作っていくために皆さんの力が必要だという自覚を持って新たな世界を作っていってほしい。 そう、心から願います。 【合格】 大阪大学 名古屋市立大学 同志社大学 立命館大学   東海中学 滝中学 鶯谷中学(特奨Ⅰ) 愛知淑徳中学 名古屋中学 愛工大名電中学 愛知中学 春日丘中学 椙山女学園中学 星城中学 名古屋葵大学中学(特奨Ⅱ)

現代文。設問から読むか、文章から読むか【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

設問が先か文章が先か 昔からよく議論されているこの議題。 私も、非常によく相談されます。 皆さんはどうお考えでしょうか。 私の答えは決まっています。 私の所見を言う前に。 大切なのは、そもそも「なんのためにこの議論をするか」ということなのではないでしょうか。 おそらく、この議論もしくは質問をする人は、「制限時間内に終わらせるために」という時間の問題としてこの議題を捉えているのではないかと思います。 一般的に、現代文において、設問を先に読んでおけば、傍線部でどんなことを聞かれるか頭に入れたまま本文を読むことができ、何度も読み直す必要がないため時間短縮がはかれて、点数が上がると言われているようです。 ここに大きな落とし穴が潜んでいるのがお分かりでしょうか。 とても重大なことを言います。 「何度も読み直す」…ってこれ、そんなことをする時点でそもそも文章の内容を理解できていないのではないでしょうか。 ちゃんと理解できていないからこそ文章を繰り返し読む回数をできるだけ減らしたい、ということなのでしょうが、だとしたらまずするべきは「ちゃんと文章を理解する力を上げる」の一択ではないでしょうか。 仮に設問を覚えながら文章を読み進められたとしても、文章を理解していなければ正確に解けません。 万が一、あまり思考を必要としないいわゆる指示語の問題のような表層読解の力をみる問題であれば、あるいは何らかの効果があるかもしれません。しかし、それは時間を短縮して点数を上げるという本来の目的に結果として反することになります。 明確な理由があります。 例えば、皆さんが心配事がある状態で仕事や勉強に取り組んだとして、果たして集中して時間短縮がはかれ、効率が上がるでしょうか。 答えは否、です。仕事や勉強をしていても、どこかで「あれはどうすればいいんだろうか…」とか「今ある問題よりももっとこじれてきたらどうしよう」とか「返事が気になる」といった不安により、作業が意識レベルで分断されるはずです。ものを読んでいても頭には入っていないのです。このような経験は誰でもあるのではないでしょうか。 実は、設問を先に読んでこれを覚えながら解くことはこれに非常に近いのです。 「設問を気にする」ことで頭の中のワーキングメモリを一定容量使うことになり、本来持てる能力をすべて本文読解に使うべきシーンで「ワーキングメモリ不足」を引き起こしてしまい、文章の理解が大幅に減少してしまいます。読解ができなければ、何度も何度も文章を読み直す必要が出てきてしまいます。 つまり、設問を先に読むことで、より問題を解くスピードも、精度も下がってしまうのです。   我が子の国語におけるワーキングメモリを測る 現段階でどのくらい我が子が国語のワーキングメモリを持っているのか、これは知っておいた方が今後の学習の仕方に良い影響がもたらされます。 やり方は簡単です。 60〜100字程度の記述問題をさせてみればすぐにわかります。 ワーキングメモリ不足の子は、主語や目的語もしくは述語がないことがままあります。 これは、本文内容を理解して尚且つそれを踏まえて文章を作成する、といういわばワーキングメモリを二分して作業するため、どこかで無理が生じてしまうからなのです。 あ、ウチの子これだわ…💧 と思われるかもしれません。 でも、安心してください。 これは、本文の内容を理解するのと、文章を組み立てるのに慣れてしまえば解決します。   「論理的思考」は人生を変える 修英塾では、「文章を内容だけでなく、構造的に捉える」練習をしています。 特に、100字要約を行うことでその効果は一定のレベルで出ています。 内容を深く理解し、構造的な視点でも文章を捕まえることができれば、「論理的思考」という一生涯の学ぶ力が身につきます。「論理的思考」を身につけることができれば、能力の飛躍を早くすることもできます。 まさに人生を豊かにする力だと言えるでしょう。 国語力は、人生の舵輪なのです。

新井紀子著「シン読解力」【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

現代において読解力はもっとも必要な力である 以前のブログにも書きましたが、RST(リーディングスキルテスト)というものをご存じでしょうか。 これは、「シン読解力」著者の新井紀子氏が膨大な量のデータをもとに作成した「教科書を読む力」を測るテストのことです。 本書によると、「教科書」=「知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書」です。これを自力で読み解く力を測るテストのことをいうそうです。 教科書は、解釈が一意に決まる文書ですから、読み解いた先にある解答は必ずひとつです。それをきちんと自力で把握できるかを調べることができるテストがRSTという訳です。 現在、活字離れと言われて久しいですが、実際は私たちが1日に読む文字数は以前に比べて明らかに増えています。SNSだけが理由でなく、仕事のやりとりが、メールや添付ファイルなどに置き代わったからでしょう。 つまり誰しもに文書を作成する力を求められる時代なのです。 高度経済成長期には、そのような能力はエリートの一部にしか求められていないスキルでした。しかし、現在はメールの普及によってほとんどの職業に求められるようになりました。大量に流れて来る説明文を正確に読みこなし、正しい返答を文書によって行う、ということが当然に期待されています。 さらには、生成AIの台頭により、話がややこしくなりつつあります。 実は、生成AIは、息をするように嘘をつきます。それは設計上避けようがないものであり、その説明は今回割愛しますが、生成AIを使って生産性を向上させようと思ったら、少なくとも生成AIが出力する文書を裏付ける資料や文章を読みこなす能力が必ず必要になります。 その文章とは、さきほどの「知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書」なのです。 それらを自力で読み解く力がない限り、生成AIを使うことでかえって生産性が下がる可能性があります。 そういう意味で、現代において、もっとも必要なスキルの1つが「読み解く力」つまり読解力であると言えます。   RST(リーディングスキルテスト)とは? 実際に行われているRSTの問題を紹介します。じっくりではなく、できるだけスピーディに解いてみてください。 Q 次の文を読みなさい。 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。 【文】セルロースは(   )と形が違う ①デンプン  ②アミラーゼ  ③グルコース  ④酵素                               (新井紀子著「シン読解力」より抜粋) 化学の知識がなくとも、答えは①のデンプンだとお分かりになるでしょう。 しかし、この問題を出されてアミラーゼを答えていた生徒が多かったそうです。 お分かりでしょうか。 これはまさに教科書を読むことができない生徒が多いことの証左なのです。   私が国語教育を志した理由 このような現象はなぜ起こるのか、ということも検証されています。 著者は、子ども達の「学習言語能力不足」を挙げています。 現在、日常会話で使う「生活言語」と教科書で用いる「学習言語」は、構造も語彙も異なります。生活言語だけで育った子どもは、抽象的・論理的を理解できず学習が止まってしまいます。 生活言語のレベルが教科書と同等ならば問題はないのですが、ご存知SNSに出てくる文章は、誰もが好きな時に好きなだけ発信できます。当然、推敲などという面倒な作業はありません。 だから、文法的にめちゃくちゃな上、何が言いたいのかわからない文章がごまんとあります。 それを読んで手前勝手な解釈をしてコメント欄が荒れるという救いのない場面もたくさん見ます。 そんな生活言語だけで育つと、教科書を理解できないため自学が不可能となります。 そして、新井先生曰く、今の学校教育だけでは言語能力は十分に伸びず、特に15歳前後を境に成長が停滞する傾向がある傾向があるというのです。これは仮説ではなく、膨大な試験、データ、統計に基づく確かなものでした。 「シン読解力」を読んで膝を打つ、というよりむしろ背筋が冷たくなったことを覚えています。 私自身のとっていたデータから言っても、まさに中3前後で学力が停滞する子どもは、多くが模試の国語の成績が良くない、もしくは授業を理解する力が弱い言語力に不安を抱える子達だったのです。 何よりも私自身学生時代、国語が絶望的に苦手であり、まさに中3の時期に成績が頭打ちになるどころか、どんどん下がるという同じ現象を身をもって経験していたのです。 そんな子どもを増やしてはいけない、と強く思いました。   生活言語と学習言語は違う ここで、少し付け足しをしておきます。 先ほど15歳前後を境に成長が停滞する、という話をしましたが、ここにある傾向があります。新井先生の話と私自身の経験がピタリとあったもう一つの例です。 それは、停滞する原因は数学や理科であることが多いことです。 これは先ほども述べたように、言語が、日常会話で使う「生活言語」と教科書で用いる「学習言語」に分かれていることに起因します。いくら日常生活で言葉を多く使っていたとしてもそれは「生活言語」の中での話です。 「どうして?」という言葉一つをとっても、単に理由を聞いているのか、「そんなことを言わないで」という懇願だったり、「なぜ今のタイミングでそれを言うのか」といった様々な意味合いがあります。文脈や関係性によって、またその時の声質で異なるのです。だから言葉はとても豊穣かつ潤沢とも言えます。 しかし、そのような言語表現は、残念ながら「積み上げ」する性質を持ちません。 「積み上げる」性質を持つのは、学校での教育で使われている言語、つまり教科書で使われている言語である「学習言語」です。これを習得していないと、それを中心に組み立てられる科目である数学や理科(高校生であれば特に物理・化学)でついていけなくなる現象が起こってしまうということなのです。 本を読んでいても、国語の成績が良くないケースも原因はこれに当たると思います。 いくら小説で日常的な生活言語を覚えても、学習言語の習得がされていないからです。   対策は? 「じゃあ、どうすれば読解力がつくの?」と聞かれそうですが、残念ながら「こうすれば読解力がつく」と言う最短にして最速の方法はありません。 地道に積み上げること、じっくりと焦らず丁寧に積み上げることしかありません。 様々な道がありますが、まずは「語彙力」です。 時間がない中で覚える、となると語彙力プリントや語彙力テキストを使って機械的に覚えていくことになってしまいますが、できれば、低学年の中から先生や保護者の方が絵本の読み聞かせや童謡を歌わせるといったことで体から語彙を獲得させるのがベストです。学年が上がってくれば、その中に科学的読み物も入れて読んであげたりすると良いでしょう。 できれば、親や先生以外で、年輩の方と話す機会が多ければ多いほど言葉を覚えます。 ただし、辞書で調べるのは基本的な語彙が備わっていないと使いこなすこと自体が難しいです。 テキストで覚えるにしても、下手をするとその語彙の説明を読んでもわからない、ということもあるかもしれません。その場合は、時間はかかりますが周りの人間が例えを使って説明していくしかありません。 語彙力が少ない場合や低学年の場合は、実際のケースを見聞きしてそこから「ああ、こんな意味なんだ」と理解させる帰納法が、語彙力をつける良い方法です。 語彙力がつき、学習言語を習得すると、抽象的な説明を読んで自力で意味が理解でき、具体的な事例に落とし込めるようになります。これを演繹法と言います。 語彙力がついてくれば、実際に文章を読む上で読解に必要な力のうち何が足りていないのかの分析をし、それに対して手を当てていく必要があります。 それは、集団の授業ではできません。 だからこそ修英塾の国語指導は完全個別1対1なのです。 読解力の習得には、本人のやる気や好奇心は当然のこと、時間がかかります。 よく受験学年になって、慌てて問い合わせをしてくるご家庭が多くあります。 お子様の状況にもよりますが、ある程度の読解力をつけるのに年単位で時間がかかることも珍しくありません。 場合によっては2年や3年以上かけてじっくり読解の力伸ばしていく必要がある子どもだっているのです。 「塾に行かせて力をつける」ことも大切です。 長文の読み方、記述の答え方、設問の分析の仕方などそこでしか学べないことがたくさんあります。 しかし、実は母語の習得には、ご家庭での取り組みこそが大きく影響することがわかっています。 以前のブログでもお伝えをしているのですが、言語能力のほとんどは遺伝ではなく家庭環境に原因があることが分かっています。 育児や仕事で時間がない中、保護者は大変です。 しかし、どうかわが子に豊かな人生を歩ませるために、ご家庭での取り組みも大切にしていただきたいと思います。

2025年冬期講習開講します【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

2025年冬期講習開講します。 この機会に国語を学んでみませんか? 現在、おかげさまをもちまして通常授業についてはほぼ満席となっております。ただし、期間を限定した冬期講習ではご対応しております。 修英塾の冬期講習では、内容やスケジュールを自由にお決めいただけます。 短い期間で国語の力を伸ばしたい、集中して国語を学びたいとのご要望にお応えいたします。 授業内容、レベル、日程、回数は冬期講習のご受講前にお話合いのうえ決定いたします。   基本日程 12月23日(火)から12月28日(日) 1月6日(火)から1月7日(水) ※12月29日(月)から1月5日(月)まで休校となります   読解力強化講座(小学生・中学生・高校生) 国語・現代文の読解力・記述力を上げたい方のための講座になります。 母語である国語はすべての科目の土台になるものです。国語の力をつけることによって、さまざまなことへの理解が深まります。その意味で決して独立した科目ではないのです。 すべての科目の点数を上げるために、国語の力を伸ばしませんか? 修英塾では、集団指導では決してできない1対1の国語個別直接指導にこだわって授業をしております。 授業内容、レベル、日程、回数は冬期講習のご受講前にお話合いのうえ決定いたします。 対面のみならず、zoomでの受講にもご対応いたします。 現在、zoomでの授業を受けている方も多数おられ、安心してご受講いただけます。 まだ通塾されていない方ですと、6,600円/55分の枠もしくは、10,200円/85分の枠、13,800円/115分の枠(1回分)でご受講いただけます。   古文読解強化講座(高校生) 高校生の学習において大きな壁があります。それは、「古文」です。 なかなか他の科目に時間を取られ、どうしても後回しになりがちな科目です。 なんとなく丸暗記でやり過ごしていたら、本格的に分からなくなったという方も多いと思います。 修英塾の冬期講習では、内容やスケジュールを自由にお決めいただけます。 短い期間で古文の文法を学びたい方から来年の受験で共通テスト9割得点を狙いたい方まで、さまざまなご要望にお応えいたします。 授業内容、レベル、日程、回数は冬期講習のご受講前にお話合いのうえ決定いたします。 対面のみならず、zoomでの受講にもご対応いたします。 現在、zoomでの授業を受けている方も多数おられ、安心してご受講いただけます。 まだ通塾されていない方ですと、6,600円/55分の枠もしくは、10,200円/85分の枠、13,800円/115分の枠(1回分)でご受講いただけます。

要約力をつけると国語の成績は伸びる【愛知県日進市香久山の国語専門個別指導塾】

要約力は読解力の礎 国語学習における要約の重要性については、多くの方が様々なメディアで語っており、今更大きく取り上げるものではないのかもしれません。 したがって今回は、入試のプロの目線でなぜ要約が良いかをお伝えしたいと思います。 「要約力が必要な理由」はとてもたくさんあります。 ですが、今回は入試に関わる部分において以下の3つを取り上げたいと思います。 ①入試問題でも要約は出るから ②分からなかった授業が分かるようになるから ③頭の中がカオスから整理されてくるから   ①入試問題でも要約は出るから 実は入試問題の論説文、評論文、説明文、随筆文で必ず出題される問題があります。 それは、「筆者の主張は何か」というものです。 主張こそが要約の骨格なのです。 どういうことなのかご説明しましょう。 要約文は(400字など極端に長いものを除いて)主に筆者の主張をピックアップし、それらをまとめたものになるということです。 文章には、随所に筆者の主張が散りばめられています。 それは当然、筆者が言いたいことを読者に伝えたいからです。 例えば、論説文を例にします。 筆者の主張(類比・対比・抽象化)を読者や聞く人に伝えるものが論説文ですが、ただ主張を言っても面白くないし、根拠がないため説得力に欠けます。 そこで、主張に説得力を持たせる肉付けをする作業が必要になります。 それが、「例示」「事実(エビデンス)」「比喩」などです。これらを加えて読者や聞く人に納得をしてもらい、主張を伝えるのが論説文の重要な存在意義になります。 ですから、例示をした後、事実を述べた後、比喩で分かりやすく伝えた後それぞれに、主張は置かれます。 何度も形を変えながら、でも本質的には同じことを言い続けるのです。 例えば、即席論説文で「旅の良さ」を伝える文章を作ったとしましょう。 こんな感じです。 私は、「旅」は素晴らしいものだと思っている。 若い頃、中国に旅したことがある。右も左も分からない私に対し、普通ならば「騙してやろう」と近づいてくる人がいてもおかしくない。しかし、その人は違った。私が買い物をしようとしたときに、「それは高すぎる。買うなら、これくらいに値切りなさい。」と片言の中国語しか話せない私に変わって値段交渉をしてくれ、観光案内までしてくれた親切な人がいた。何も見返りを求めずに。 なぜそんなに親切にしてくれるのか、と聞いたら、自分も若い頃日本でとても親身になってくれた人がいて、とても感動したのだ、とのことだった。 こんな人もいるんだ、と若い私は感激したものだ。 以来、この国にとてもよい印象を持っている。 この価値観は「旅」をしないと身につかない。「旅」は価値観を持たせてくれるのだ。 また、ある高校で、1年間好きに使ってよい時間があったら、何をしたい?というアンケートをしたところ、実に3割の生徒が「旅」をしたいと答えたのだ。 「旅」が自分の殻を打ち破る何かをもっていることを皆、感じているのだ。 つまり、「旅」は自分を成長させてくれるのだ。 ・・・ さて、これが論説文の典型的な型になります。太字は主張になります。 この文章は、主張から始まり、具体例→再び主張→事実→再び主張→・・・という具体→抽象の流れを持つ論説文です。 このように構造上、論説文には必ず主張が何度も出てくる必然性があります。 要約は、その主張を抽出し、まとめる作業のことなのです。 つまり、主張を見つけること自体が要約作業の一部なのです。 要約をするためには当然主張をきちんと見つける必要があります。 言い方をかえれば、要約ができるならば主張を見つけることもできる、ということなのです。 話を戻しましょう。 だいたいの入試問題では、筆者の主張は最後のあたりにくることが多いでしょう。でも、それだけではないのです。 実は、途中の設問でも主張に関する問題はあることが多いのです。 要約ができれば、主張を見つけることもでき、主張を見つけることができれば、主張を問う設問にも答えられる、というのが「要約力をつけると国語の成績は伸びる」所以です。   ②分からなかった授業が分かるようになるから 要約ができることと主張がわかることはイコールということをお伝えしましたね。 もう一つ、重要なことがあります。 それは、主張をつかむことができれば文章題のみならず、授業を聞いていても要点がきちんと掴める、ということです。 いや、本来授業は要点がちゃんと分かるものであるべきだ、というご意見、ごもっともです。 しかし、そうでない授業が多いのも事実です。 このときに、要点が掴めるかそうでないかで家庭学習の質が変わります。 家庭学習の質が悪ければ、成績も伸びませんし、本人は「やってもやっても身につかない・・・」とやる気を失いますよね。 授業が分かるようになる、というのは学習においてとても重要なことなのです。 また、一部の私立中学に通う子や高校生にもなれば、予習することが当たり前になります。 そのとき、教科書を読んで理解できないとすればどうでしょうか。 予習ができず、学習がはかどりません。 教科書って理解できないの??そんなことってある?? あるんです。 教科書は必要最低限の言葉で(つまり言いたいことのみで)構成されています。 なんの装飾もないので、読む力がないと理解ができないのです。 そこは、新井紀子先生の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」で詳しく書かれています。とても刺激的で将来を憂いるに十分な材料が盛り込まれた文章です。ぜひ一度読まれることをお勧めします。 反対に要点が掴める力があれば、教科書を読んできちんと理解ができます。 新井先生の高著にもある通りこの差は年齢が上がるにつれ明確な差となって模試などの結果にあらわれてくるのです。   ③頭の中がカオスから整理されてくるから 国語が苦手な子どもの大きな特徴をひとつ述べるとすると、「頭の中がカオス」であることが挙げられます。 「カオス」とは何か。 「論理エンジン」で御高名な出口汪先生もおっしゃっています。 カオスとは脳の状態で、情報が整理されていない状態をいいます。 国語が苦手な子どもは頭の中がカオスであり、明確な論理の道筋がないため、物事をすべて感覚で捉えがちです。したがって、「AだからB、BだからC」という明確な言葉によるロジックが組めないのです。 昨今SNS上である争いごとにも、カオスの脳状態でカオスな文章を書き、読む側もロジックがないためカオス状態で読み、「きちんと主張を書けない」側と「きちんと読み取れない」側の齟齬につぐ齟齬が繰り返されているように思います。 しかし、文章を主張をもとに構造的に捉えられると、頭の中にあるカオスが整理されていきます。 感覚ではなく、言語によってすべてのことが表されてきます。この状態を「明晰」といいます。 これは、すべてのことがきちんと言語化され、論理的に組まれている状態です。 こうなると、例えば選択肢がなくとも正解を記述できる力が身に付くのです。 要約ができることは、文章を主張をもとに構造的に捉えられる、ということにつながり、それによって脳が「明晰」状態へとつながっていくのです。 さて、今回は要約についてお伝えをしました。 そしてその要約の手順を見える化し、分かりやすく練習できるメソッドが修英塾にはあります。 体験授業でその一部をご紹介いたします。

受付時間/8:00~17:00

〒470-0134 愛知県日進市香久山2丁目1004 エクサーブ ・K101

公式LINE

体験授業申込